「バズる」PRは死んだ マーケティングPRは本質化へ
「戦略PR」の提唱から約10年。未来のマーケティングPRはどこへ向かうのか。「ブームをつくる」「時代に名前をつける」というPRの役割の変化について、最前線を見てきた嶋浩一郎氏、新世代を牽引する三浦崇宏氏が語り尽くす。
「ヒット商品不在」と言われて久しい今。商品・サービスのマーケティングにおいて、社会との接点づくりを担う広報PRは欠かせない要素となっています。時代の空気を捉え、人々の気持ちに寄り添うことに成功した人気商品はどのように生まれたのか。広報視点でその裏側を読み解いていきます。さらにPart2では、そんなヒットの担い手であるキーパーソンの思考に迫ります。
「戦略PR」の提唱から約10年。未来のマーケティングPRはどこへ向かうのか。「ブームをつくる」「時代に名前をつける」というPRの役割の変化について、最前線を見てきた嶋浩一郎氏、新世代を牽引する三浦崇宏氏が語り尽くす。
2018年9月に新業態の店舗「ワークマンプラス」を立ち上げ、今期は前期比11.2%増の業績予想を立てているワークマン。その成長のカギを握るのはインフルエンサーたちだった。
2018年8月、法整備により国内での乳幼児向け「液体ミルク」の製造販売が可能となった。これを受け、江崎グリコが2019年3月に紙パック製品を、明治が4月に缶製品を発売。防災用の備蓄はもちろん、授乳の負担を軽減する製品として啓発・啓蒙を進めている。
2016年に「COMP」を販売し、国内の『完全栄養食』市場を開拓してきたコンプ。ベースフード、日清食品などが次々と参入しブームが巻き起こるなか、持続的な文化として定着させるための広報戦略を実施している。
半年ごとに「ヒット商品番付」を発表している『日経MJ』。近年ヒットした商品の傾向とその流れを後押ししたPRについて、編集長の半澤二喜氏が取材経験をもとに解説する。
110周年を迎えた味の素が社名にも冠するうま味調味料「味の素」だが、“健康に悪い”という誤ったイメージを持つ生活者が多いのが長年の悩み。これを払しょくしようと、2018年から世界規模の啓発活動が動き出した。
柔軟剤などの過剰な人工香料で体調不良を引き起こす「香害」。1974年から無添加石けんにこだわってきたシャボン玉石けんが、意見広告や映画を通じて「香害」をPRする理由を探った。
「つっぱり棒」製造のトップシェアメーカー平安伸銅工業(大阪市)。社長自らが「つっぱり棒博士」としてメディアに出演し、売上180%アップのV字回復を実現した。
かつてはゴールデンタイムで放送されていた新日本プロレスリング。2005年にどん底を経験したが2018年には過去最高益を記録するまで復活した。躍進を支えた広報戦略を、同年6月に社長に就任したH.G.メイ氏に聞く。