経済報道で「一強」のテレビ東京 カネより知恵で勝負の系譜
テレビ東京の独自路線を把握する上で知っておきたいのが、その収益構造。他の民放とは一線を画し、「経済報道」に強みを見出した理由が理解できる。主要番組の草創期を支えたキーパーソンの談話も交え、そのルーツを探る。
「広報会議の読者が取材されたいメディア」といえば、テレビ東京の経済ニュース番組『WBS(ワールドビジネスサテライト)』。その影響力は絶大で、広報担当者の間では「WBS砲」という造語も存在するほど。他にも『ガイアの夜明け』『カンブリア宮殿』といった人気番組を多数擁する、テレ東の番組づくりの裏側とは?今回は各番組プロデューサーらに密着。制作・取材の裏側を大解剖します。
テレビ東京の独自路線を把握する上で知っておきたいのが、その収益構造。他の民放とは一線を画し、「経済報道」に強みを見出した理由が理解できる。主要番組の草創期を支えたキーパーソンの談話も交え、そのルーツを探る。
社内外に強い影響力を持つテレビ東京の経済番組との向き合い方は、広報担当者にとって最大の関心事。読者の経験談などを調査した。
次の30年に向けてスタートを切った『WBS』で、「新戦力」として中核を担うのが日本経済新聞編集委員の滝田洋一氏と、日経ビジネス編集員の山川龍雄氏の2人。キャスターとしての葛藤や、取材先での広報対応について、語っていただいた。
記者会見や企業取材など、日々ニュースの「現場」からリポートするフィールドキャスター。感極まる歴史的瞬間の取材から身体を張った体験取材まで、様々な現場を経験してきた須黒清華さんが、印象に残っているエピソードを語る。
「何か来週撮れるネタない?」「商品サンプルを貸してほしい」「梅雨対策アイテム特集に合う商品は?」─。ユニークな家電や雑貨など年間120もの新商品を発売しているサンコー(東京・外神田)。2015年から一人で広報を担当する﨏(えき)晋介さんのもとには日々、制作会社のディレクターらから問い合わせが入る。最近では「糖質カット炊飯器」「お一人様用ハンディ炊飯器」「自家製焼き鳥メーカー」といった"レアもの家電"が人気だ。
新製品・新サービスの「たまご」を体験レポートするトレたまキャスター。出演曜日が違うためツーショットは珍しいという北村まあささんと片渕茜さんが、それぞれの取材での苦労やハプニング、「トレたま」への熱い想いを語り合う。
1日の始まりに、世界経済の動きをまとめて伝える『Newsモーニングサテライト』。2014年からメインキャスターを務める佐々木明子アナウンサーが、10月に20周年を迎えた番組の魅力や制作現場の裏話を明かす。
4月にモーサテの解説キャスターに就任した大浜平太郎さん。WBSでは20年以上サブキャスターを務め、広報担当との関係性も築いてきた。そんな大浜さんが、応援したくなる広報の共通項とは?
テレビ東京の番組はPRパーソンの腕を磨く上で、対峙しがいがあるメディアでもある。「WBSを突破できる人」「突破できない人」──。その明暗を分けるポイントとは何か。2人の専門家がアドバイスする。