生活者の「買いたい!」の正体とは
「コストパフォーマンス」(コスパ)に「タイムパフォーマンス」(タイパ)。使った費用や時間に対する価値やメリットを求める消費者が増える中、販促ではどのようなアプローチが有効になるのか。ライズマーケティングオフィス 代表取締役田中みのる氏が解説する。
まもなく始まる年末商戦。財布の紐が緩みがちな時期に向けて、各社のセールスプロモーションが本格化するが、現在の経済環境を考えれば、「値下げ」という手段だけに頼れない状況もある。それでは、「値下げ」以外に消費者に「お得」と思ってもらえる提案はありうるのか。お得とは、顧客がコストパフォーマンスが高いと感じてもらえている状態にあるということ。では、「値下げ」をしなくてもパフォーマンスが高いと感じてもらえる提案にはどのようなものがあるのだろうか。人の行動を喚起する、小売りの最前線のアイデアを、事例を中心に紹介する。
「コストパフォーマンス」(コスパ)に「タイムパフォーマンス」(タイパ)。使った費用や時間に対する価値やメリットを求める消費者が増える中、販促ではどのようなアプローチが有効になるのか。ライズマーケティングオフィス 代表取締役田中みのる氏が解説する。
物価上昇やコロナ禍による不況で、値引きや価格競争に対し代替策がなく、頭を悩ませる企業も多い。今回は、エムズコミュニケイト代表取締役岡田祐子氏が、消費者にとっても身近なお得感のある「ポイント」活用について、値引きに留まらない、エンタメ性の観点から解説する。
ECは実店舗と比較し、価格によって比較されやすい。さらに今年の年末商戦は、節約志向の高い消費者が増え、例年以上に価格競争が激化することが予想される。こうした現状の中、値下げ以外の方法でお得感を演出し差別化を図るポイントを、いろは代表取締役の竹内謙礼氏が語る。
原材料価格の高騰や急激な円安の進行の影響による物価上昇。家計の負担が増加すれば、消費者の購買行動にも影響する。本稿では、野村総合研究所の松下東子氏がデータを元に消費者意識の変化を読み解き、小売り・メーカーに求められる訴求ポイントを解説する。
5000円で博多にいけるなど、最大8割引という“お得感”でメディアでも話題になった「サイコロきっぷ」。なぜ、「行きたい場所に行けるかわからない」企画が反響を呼んでいるのか。本企画を生み出したJR西日本 鉄道本部 営業本部の山田氏に話を聞いた。
自分に合った量を、必要な分だけ購入できるばら売り・量り売り。西麻布に店舗を構える「MARKET LAGOICE」は、環境負荷を極力抑えるためプラスチックなどの包装を減らした「ゼロウェイスト」な生活を提言する。特徴的な販売方法とその反響、取り入れる際の留意点などについて陰山氏に話を聞いた。
食品ロスの削減に一役買っている話題のサービス「TABETE」。廃棄を出したくない事業者と、環境にいいことがしたいユーザーとをマッチングするこのサービスは、価格面の安さを特段アピールしていないという。では、どのようにしてお得感を感じさせているのか。コークッキングCPOの伊作氏に話を聞いた。
ポイント制や割引に留まらず、様々な企業が消費者に「お得さ」を感じてもらえるような取り組みを実践している。ここでは、そんな企業の取り組みの一部を紹介する。
商品の価格、基本性能、デザインなど、いろいろな観点から商品は検討されるが、消費者の「買う」、「買わない」は、どう決まるのか。本稿では、早稲田大学意思決定研究所の竹村和久氏が、店舗プロモーションに役立つ消費者の意思決定の特徴を解説する。