ライブの待ち時間をエンタメに 1万人が参加した街めぐりイベント
VTuberグループ「にじさんじ」を運営するいちからは、ソニー・ミュージックソリューションズと共同で、「Sound AR」を活用したイベントを開催した。ライブの待ち時間を有効活用し、街めぐりを実施。参加者は1万人規模に上った。
人口減少による人手不足の問題が顕著になるなどの時代の変化によって、流通・小売業には実践的な変化が求められている。2020年に入り、五輪という消費環境に大きな変化をもたらすイベントも迫る。今回の特集では、2020年以降を見据え、変化する顧客のニーズに対応し、テクノロジー活用や体験を重視した実店舗など、遠くない将来の「常識」となるであろう挑戦をしている実店舗や商業施設を紹介する。これからの実店舗づくりを左右する社会課題についてもおさらいしておこう。
VTuberグループ「にじさんじ」を運営するいちからは、ソニー・ミュージックソリューションズと共同で、「Sound AR」を活用したイベントを開催した。ライブの待ち時間を有効活用し、街めぐりを実施。参加者は1万人規模に上った。
人口減少と小売店舗の飽和によって、単なる小売店舗のままでは、売り上げの大きな伸長は見込めない。そこで、重要な要素のひとつがブランディングだ。ここでは、ブランディングに取り組んだ事例から、これからの実店舗のあり方について、横浜国立大学大学院の寺本高准教授が解説する。
情報探索手段や購買チャネルが多様化したいま、リアル店舗(実店舗)だけで、来店促進・販売戦略を考えても効果は得られない。ここでは、小売業が把握すべき消費者行動について大妻女子大学 家政学部 准教授 吉井健氏が解説する。
「〈ライフスタイルの多様化〉によって消費者ニーズを把握しづらくなった」という声は小売企業に限らず、しばしば聞かれる嘆きだ。本当に、消費者のライフスタイルは多様化しているのか。データを基に、クロス・マーケティンググループの堀好伸氏が解説する。