渋谷PARCOが実現する買い物体験の最大化
次世代型の商業施設として、「ファッション」「アート&カルチャー」「エンタテインメント」「フード」「テクノロジー」の5つを軸にする「渋谷PARCO」。さまざまな新しい取り組みに挑戦する同施設はどのような買い物体験を提供していくのか。
時代の変化とともに、実店舗の役割は大きく変化している。単なる「商品を売る場所」ではなく、メディアのように消費者に有益な情報を届け、新しい買い物体験を提供する店舗もある。また、テクノロジーの発展とともに、デジタルサイネージをはじめとして店内のメディアも増え、コミュニケーションの手段も多様化した。そこで本特集では、店舗のメディア化で変化する店舗の事例を紹介する。
次世代型の商業施設として、「ファッション」「アート&カルチャー」「エンタテインメント」「フード」「テクノロジー」の5つを軸にする「渋谷PARCO」。さまざまな新しい取り組みに挑戦する同施設はどのような買い物体験を提供していくのか。
トライアルカンパニーは2019年11月27日、「スーパーセンタートライアル田川店」(福岡・田川)をリニューアルオープンした。さらに、「リテールAIプラットフォームプロジェクト」をサントリー酒類、日本ハムら5社とともに発足。流通小売業界の技術革新を果たそうとしている。
2019年12月5日に開業した複合施設「東急プラザ渋谷」。出店する全69店舗の中から、店舗と来館者との接点として工夫をこらしている各店を紹介する。
ラフォーレ原宿は毎年6月、12月の第1金曜日、完全招待制で「LAFORET PRIVATE PARTY(ラフォーレ・プライベートパーティ)」を開催している。ある種の“特権感”を味わいながら、買い物やコンテンツを楽しめる同イベントのもようを紹介する。
メガネ専門店「JINS」を運営するジンズは、リニューアルオープンした「渋谷PARCO」に出店。主に2つの新たなサービスを投入している。
年間来館者数1400万人を目指す「グランベリーパーク」は、12日間で来館者数100万人を突破した。駅直結という立地を生かし、交通系ICカードやアプリなどを活用することで、利便性の向上と来店促進につなげている。
スギ薬局は2018年11月から、スマートフォンアプリを活用した、来店促進施策に力を入れている。店舗ではもちろんのこと、顧客と「店外で密に接する」タッチポイントのひとつとして用意したのが「スギサポ」シリーズだ。メーカーの参加だけでなく、保険会社も活用している。
ダイドードリンコの自動販売機事業は、1973年に設置した「卓上型自動販売機」から始まった。以来、「当たり付きルーレット」や「おしゃべり機能」などユニークな自販機を世に送り出している。
ゲーム会社フライハイワークスは、同社が運営する喫茶店「フライハイカフェ」で、名前の入ったゲームカセットを店舗の壁一面に貼り付けるというユニークなイベントを実施。ソーシャルメディアを中心に話題となった。
JR池袋駅から徒歩10分の距離にあり、2階に店舗を構える「コ本や honkbooks」。ことし11月にリニューアルオープンした店内には、人々が交流する場として大きなオープンスペースを設けた。