映像配信で販促効果を高める「イオンチャンネル」年間4億人と接点
イオンの総合スーパーにあるデジタルサイネージ「イオンチャンネル」が高い販促効果を生んでいる。商品を映像でPRするほか、天気予報や雑学などのエンターテインメントコンテンツも流し、視認率を高める。雑学コンテンツでは知名度の低い歳時記なども紹介しており、売り場や商品POPも歳時記仕様にするなど、各所と連動した販促施策を行っている。
つい買ってしまった、思わず店に入ってしまった─理屈ではない、消費意欲をその場でわかせるもの、それがPOPです。文字通り、Point Of Purchase=購買地点におけるアプローチ手法。POPと聞くと、小さな紙に書かれた小粋なキャッチフレーズが思い浮かびますが、それだけではありません。デジタルサイネージや、パッケージ、店頭什器でも、衝動買いを起こすことはできます。今回の特集では、さまざまなPOP活用事例から、制作のポイントまでを紹介します。
イオンの総合スーパーにあるデジタルサイネージ「イオンチャンネル」が高い販促効果を生んでいる。商品を映像でPRするほか、天気予報や雑学などのエンターテインメントコンテンツも流し、視認率を高める。雑学コンテンツでは知名度の低い歳時記なども紹介しており、売り場や商品POPも歳時記仕様にするなど、各所と連動した販促施策を行っている。
ローソンは10月16~19日、千葉県内で開かれたITの展示会「シーテック」に出展し、デジタル技術を駆使したプロモーション施策などを披露した。
2018年3月29日にオープンした「ISETAN MiRROR(イセタン ミラー)東京ミッドタウン日比谷店」。オープン当初から人気の絶えないブース「THE LIP」「THE NAIL」を中心に、購買に結びつく什器について話を聞いた。
まるで、イギリスの「アフタヌーンティー」に出てくる「ケーキスタンド」のよう。これはアサヒグループ食品が販売している「クリーム玄米ブラン ブラウニー」シリーズの販促什器だ。
毎年クリスマス前の時期にコスメブランドが発売するホリデーコレクション。限定パッケージは見るだけで欲しくなる。それを街行く人にアピールするのが店頭什器の役割だ。資生堂はことし「RIBBONESIA」とコラボ。どんな効果を見込むのか。
大日本除虫菊の「コックローチ ゴキブリがうごかなくなるスプレー」はフィルムをはがすとシンプルなデザインになる殺虫剤。
明治の定番商品「明治アーモンドチョコ」「明治マカダミアチョコ」「明治アーモンドブラック」がイラストレーターのChocomoo(チョコムー)氏による個性的なパッケージデザインで販売されている。狙いは若者の需要喚起だ。
ポテトチップス売り場で特異な存在感を出しているのは、山芳製菓(東京・板橋)とセブン-イレブン・ジャパンの共同開発品「すぅ~っ。」「ツーンピリ。」「メラメラ。」。それぞれ黄、緑、赤の1色でパッケージ全体を覆い、味のイメージをそのまま商品名にした商品だ。
「瓶に肉のロゴが入っていたら、インパクトあるよね」─。肉バルを北海道や東京都内で展開する「肉ソン大統領」の阿野洋介氏が居酒屋で発した言葉から、「肉ビール」は生まれた。
三井食品が開発した「ヤンノキッチン スモークオイルサーディン」シリーズは中身が見える缶詰。フタを強度の高い透明フィルムにすることで、缶詰の保存性を保ちつつ、中身がぎっしりつまっていることをアピールできる。