3年連続で実現 ロングセラーブランドのコラボレーション
初のコラボレーション商品を2015年2月に発売して以降、3年連続でコラボを続けている江崎グリコの「ポッキー」とキリンビバレッジの「午後の紅茶」。回を重ねるごとに話題性を増す両社のコラボ企画はどのように進められ、双方のブランドにどのようなリターンをもたらしているのか。
プロモーション手法としてすっかり定着した感のある「コラボレーション」。協業する企業同士で互いのファンへアプローチし、新たな顧客をつかむきっかけとなる。商品やサービスに新鮮さをもたらし、既存客のロイヤルティを高める効果も期待できそうだ。こうした成果を勝ち取るためには、どんな点に注意すればいいだろうか。今回の特集では、さまざまなコラボレーションを取材。実現に至るプロセスをたどることで、成功の要因を導き出す。
初のコラボレーション商品を2015年2月に発売して以降、3年連続でコラボを続けている江崎グリコの「ポッキー」とキリンビバレッジの「午後の紅茶」。回を重ねるごとに話題性を増す両社のコラボ企画はどのように進められ、双方のブランドにどのようなリターンをもたらしているのか。
ファッションビルの入り口前で、お菓子メーカーの担当者ら自らが新商品をサンプリング─。9月末、東京・新宿でちょっとめずらしい光景が現れた。実施したのはカルビー。ルミネのスマートフォンアプリ利用者やカード会員を対象に、新機軸のポテトチップス「ぽいっと!」を配布した。このコラボレーションはどのように成立したのか。両社の担当者にインタビューした。
ライザップとファミリーマートのコラボレーション商品「ファミマでライザップ」の売上高は、2017年10月時点で、累計40億円達している。おいしく手軽に糖質をコントロールできるフードメニューとして、2016年11月に発売開始後、サラダやカレー、パスタなどさまざまな糖質をコントロールした商品を扱う。商品数は累計50種類を超え、コンビニの健康食品に新風を巻き起こしている。
2012年に初めてコラボレーションし、ことし5年ぶりに復活を果たした文具メーカーのコクヨとアイスクリームチェーンのB-Rサーティワン アイスクリームによる商品。サーティワンのフレーバーをイメージした絵柄の「キャンパスノート」は、5年前同様、高い売り上げをあげた。5年ぶりとなったコラボを実現させたねらいとは。
最もハードルが高く、最もインパクトを出せる"コラボレーション"は、企業同士の経営統合ではないだろうか。食品宅配大手のオイシックスと、大地を守る会は10月1日付で経営統合し、「オイシックスドット大地」として新たなスタートを切った。似ている部分、異なる部分を見つめ直し、相乗効果をどのように出すのか、方針説明会のもようを伝える。
山手線新型車両の「E235系」とコラボレーションしたメガネを、ジンズが発売する。車体で、窓枠切り抜きを行った端材を使用した商品。先行発売した「第24回鉄道フェスティバル」では合計400本がほぼ完売に。ジンズは2015年にも車両の端材から制作したメガネを販売しているが、消費者からの声をもとに改善したポイントがある。
オートバックスセブンとP&Gは10月1日から、使用済みクルマ用消臭芳香剤の回収を、全国のオートバックス店頭で開始した。リサイクルした消臭芳香剤は反射板キーホルダーとなり、店鋪から近隣の小学校などに贈られる。手がけるのはテラサイクルジャパン。複数企業が参画するカー用品のリサイクルプログラムは、タイヤやバッテリーなどを除くと、日本で初めての取り組みという。
伊勢丹立川店は10月10日の出店70周年を記念し、9月20日から「70周年祭」を開始した。キャンペーン第一弾の終盤を飾ったのは、TOKYO FMとのコラボレーションイベント。10月4日にTOKYO FMの番組「シンクロのシティ」の特別版として、立川店から公開生放送を行った。7年間放送を続け、リスナーからの支持を得てきた番組とのコラボの成果は。
東急電鉄は10月9日、東急池上線全線の1日無料乗車券を配布した。沿線の観光名所ならぬ"生活名所"をアピールし、ブランディングにつなげる狙い。
11月7日、「よなよなエール公式ビアレストラン」と銘打った飲食店「YONA YONA BEER WORKS(よなよなビアワークス)」の6店めが東京・恵比寿にオープンする。広さは46坪(約152平方メートル)、席数は68席。初めて立ち飲み席も用意した。想定客単価はディナーで3800円。