外国人目線で考える消費事情「日本のお店、ここがモッタイナイ」
訪日外国人が増え続けるなか、多くの店舗がその対応に注力しているが、外国人目線で考えてみると、どの程度対応できていると言えるのか。6~7年日本で暮らしている中国、ボリビア、ウガンダ出身者たちに、「ショッピングで不便に感じること」についての本音を聞いてみた。
訪日外国人客市場が拡大を続け、企業は一層の訪日客対応に迫られています。今号では、実際の外国人の目には日本企業のサービスがどのように映っているのか、また、急務となりそうなムスリム対応に焦点をあてました。一方、訪日客に魅力的に映るのは、やはり地域の個性あふれるお店。まず国内で輝くことが集客には欠かせません。地域創生のヒントを探りつつ、訪日対応との相乗効果で成果を出していくこと。それが、これから私たちが目ざすべきことではないでしょうか。
訪日外国人が増え続けるなか、多くの店舗がその対応に注力しているが、外国人目線で考えてみると、どの程度対応できていると言えるのか。6~7年日本で暮らしている中国、ボリビア、ウガンダ出身者たちに、「ショッピングで不便に感じること」についての本音を聞いてみた。
2017年4月のオープン以降、多くの来館者が訪れ、活況を呈する複合商業施設「GINZA SIX」。その中には訪日外国人客の姿も多く目につく。同施設内にあるツーリストサービスセンターの「TERMINAL GINZA」では、多言語対応(日・英・中)の観光案内所、こだわりのスーベニアも販売するコンビニエンスストアのローソン、免税カウンター、手荷物一時預かり、外貨両替など多様な機能を有し、訪日客にとって必要となるサービスをワンストップで提供する施設を目指しているという。
六本木には、国内外から多くの外国客が訪れ、バーやクラブが外国人客のコミュニティにもなっている。六本木駅から徒歩数分の場所にある「BrewDog Roppongi(ブリュードッグ六本木)」もそのひとつ。スコットランド発のクラフトビールブルワリー「BrewDog」のアジア初のオフィシャルバーとして2014年3月に開店し、連日多くの外国人客で賑わう人気店となっている。同店店長の荒谷慎之介氏に話を聞いた。
訪日外国人の急増に伴い、ムスリム旅行者も増加しつつある現在。ふだんはなかなか馴染みがなく、「ハラール」の理解も必要なムスリム旅行者の迎え方については難儀する店舗も少なくない。具体的にどんな対応策が必要なのか。
食を楽しみに日本に訪れる外国客も増えているが、宗教上の理由で食事を選択することが難しい人たちもいる。そんななか、昨今関心が高まっているのがハラルフードへの対応だ。日本ではまだまだ対応が進んでいないが、大手焼肉チェーン「牛角」はことし4月よりムスリム対応メニューに乗り出した。
地方にある商品に「かわいい」という付加価値をつけ、若者向けにプロデュースするハピキラFACTORY。「地方×女の子」という新たな領域を切り拓く彼女たちは、「かわいい」を入り口に地方を元気にしていきたいと話す。地方の名産品を若者たちに届けるプロデュース術について聞いた。
6月30日にオープンした「スターバックス コーヒー 京都二寧坂(にねんざか)ヤサカ茶屋店」が話題だ。のれんがけの外観と座敷のある内装はスターバックス店舗として世界初の試み。スターバックス コーヒー ジャパンで広報を担当する田中有紀氏に、10年の歳月をかけて実現した新店舗について聞いた。
「地方創生」のかけ声はそこかしこで聞こえるものの、具体的な道筋が見えている地域はまだ少ないのではないだろうか。野村総合研究所は7月、全国100都市を対象に、今後の成長性を左右する「産業創発力」を分析、「成長可能性都市ランキング」を発表した。日本の都市が目ざすべき姿と合わせて紹介する。
7月20日、東京都千代田区にある厚生労働省記者クラブにて、「こども宅食キックオフ記者会見」が開かれた。