高校約24校に1校が参加 大塚食品「青春ボトル甲子園」
大塚食品はビタミン炭酸飲料「MATCH」20周年企画として、全国の高校から、パッケージに掲載するビジュアルを募集。実際に載った商品が発売されると、応募校を中心に話題が広まっている。
ターゲットの購買を促しながら、世の中で話題をつくり、さらに成果を高めていく─販促と広報は、短期視点、長期視点という違いがありながら、売り上げを伸ばすためには連携することが望ましい。販促と広報をどうつなげていくか。そのノウハウを、事例を通じて紹介する。
大塚食品はビタミン炭酸飲料「MATCH」20周年企画として、全国の高校から、パッケージに掲載するビジュアルを募集。実際に載った商品が発売されると、応募校を中心に話題が広まっている。
森永製菓のゼリー飲料「ウイダー inゼリー」が好調だ。2016年4月〜6月期は前年同期比128%となった。この勢いをさらに増そうと、部活をターゲットにしたプレゼント企画を実施。話題を広めた。
元々ファンがいるコンテンツや趣味は、プロモーション上で強い味方になる。一方で、「ファンだけで閉じてしまう」ということも少なくない。ファンを熱狂させつつ、彼ら以外にメッセージを届けるにはどうすればいいだろうか。
過剰な予算を投下せずとも、セールスプロモーションと広報を連携させ、大きな話題を生み出すことは可能だ。そんなふうに思わせてくれる海外施策を紹介する。
マースは、主力ブランド「スニッカーズ」でここ数年、「You're NotYou When You're Hungry(ハラが減ってるキミは、いつものきみじゃない。)」キャンペーンを展開している。
江崎グリコと日本ケロッグは9月15日、江崎グリコのアーモンドミルク飲料「アーモンド効果」と、日本ケロッグのシリアル食品「フルーツグラノラ」の共同販促プロジェクトを立ち上げると発表した。
企業が「必ず伝えたいこと」と、メディアや消費者が発信する内容は必ずしも一致しない。面映ゆいこともあるかもしれないが、むしろ多面的に描かれるほうが、メッセージが立体的になる。
「バズる企画には『報じられビリティ』が必要だ─数々の企画で、テレビやネットニュースサイト、ソーシャルメディアを賑わし、話題化を果たした電通の宮地成太郎氏が、「バズる」確率を高める手法を紹介する。
「感動しました!」といったテレビCMが流れたのも今は昔。ヒットを続ける映画『シン・ゴジラ』は、いわゆるメディア・ミックスでのプロモーションではなく、口づたいに話題を広め、観客を集めている。