準ミスに惹かれるワタシ
この秋、全国の大学の学園祭では、恒例のミスキャンパスのコンテストが各所で行われた。
買い物の決定権を握る「5秒前」その正体は?ヒット現象から読み解く消費者インサイト。
この秋、全国の大学の学園祭では、恒例のミスキャンパスのコンテストが各所で行われた。
ネームボトルキャンペーンは、“誰か大切な人のためにコーラを買う”という新たな需要形態を生みだした。
現代人は情報の洪水の中で生きている。買いものひとつとっても膨大な選択肢がある。とはいえ、人が使える時間は昔と変わらず1日24時間。商品を売る側にしてみれば、その選択肢に入れてもらうだけでも大変だ。それは、限られたスペースのコンビニの棚に商品を置いてもらうようなものである。
プロ野球の巨人戦のテレビ視聴率の低迷が叫ばれて久しい。かつてはゴールデンタイムで20%台を稼ぐ優良コンテンツだったのに、2001年ごろから徐々に数字が低下。06年からは中継する試合数も減り、今や年間20試合程度。視聴率も5~6%台である。
人類の貨幣の歴史は4500年前の古代メソポタミアに始まると言われる。当時の貨幣は銀。東西文明が交わるかの地で、人々は銀を介してさまざまな物品を購入したという。以来、人類は今日まで「買う」という行動を謳歌している。だが、長い年月を経るうち、次第にそのマインドは多様化していった。