17社が回答 2025年の広告活動注力領域
2024年に、広告宣伝活動を通じて社会的なインパクトを生んだ企業が2025年に注力したい領域、そして広告クリエイターに求めることとは?
いつもクリエイティブ面で活気のある広告主企業は、広告会社やクリエイターたちにどんなオリエンテーションを実施し、提案を受けているのか。2024年、広告宣伝活動に注力をした企業・ブランドはクリエイティブに対してどのようなこだわりを持っているのか――。今回は企業の広告宣伝関連の責任者、ブランド・事業責任者らにインタビュー。率直に「今、クリエイターに期待することは何か?」をテーマに話をうかがいました。手段や表現、顧客との接点が多様化する中、どのようなアイデア、企画実行力が求められているのでしょうか。間もなく2025年を迎えるにあたり、考えていきます。
2024年に、広告宣伝活動を通じて社会的なインパクトを生んだ企業が2025年に注力したい領域、そして広告クリエイターに求めることとは?
「この新聞を燃やしてください。」。タイガー魔法瓶は2024年9月、一風変わった新聞広告を出稿した。新聞紙があれば電気がなくてもごはんを炊ける「魔法のかまどごはん」の広告だ。競合ひしめく家電市場で、ブランド力強化による差別化を狙っている。
花王は2024年4月、ヘアケアブランド「メリット」の新広告シリーズ「家族と愛とメリット」を展開。家族愛をアニメーションで描き、話題となった。背景には、これまでの広告展開を振り返り、中長期的なブランドイメージ構築を目指すという狙いがあった。
湖池屋が広告クリエイティブの強化を進めている。2024年は人気商品「湖池屋プライドポテト」のリニューアルを実施したほか基幹商品の「湖池屋ポテトチップス」で新たなコミュニケーションを展開。社内体制の変化やクリエイターとの共創の進め方について話を聞いた。
日本の広告において、唯一無二の存在感を示し続けている、日本マクドナルド。なぜ話題になる企画を生み出し続けることができるのか。2024年に実施された2つの広告と、それぞれを担当したクリエイティブディレクター澤本嘉光さん、福部明浩さんの2人とともに、日本マクドナルドのCMOであるズナイデン房子さんにクリエイターとのパートナーシップの考え方や日々変化するユーザー心理や価値観の捉え方、アイデアや企画の選び方などを聞いた。