【座談会】2022年の広告を占う9つのキーワード
先行きの見えないコロナ禍の対応に追われた2020年、2021年を経て、広告はどこへ向かうのだろうか。クリエイターでありながら、組織を率いて未来の広告ビジネスを構想する3人──浅井雅也さん、船木研さん、眞鍋亮平さんが考える、広告のいまとこれからとは。
不安定な社会情勢のもと暗中模索に近い状況だった2020年を経た、2021年。夏には1年延期となった東京オリンピック・パラリンピックが、秋には衆院選も開催されました。一方で企業に目を向けると、ダイバーシティへの対応、サステナブル経営へのシフトなど課題が複雑化していく中、広告表現、そしてクリエイターの役割はどのように変わってきたのでしょうか。国内外で2021年話題になった広告コミュニケーションや業界の動きを総括しつつ、2022年をどのように見据えるべきか。さまざまなクリエイターたちの声から、次なるヒントを探ります。
先行きの見えないコロナ禍の対応に追われた2020年、2021年を経て、広告はどこへ向かうのだろうか。クリエイターでありながら、組織を率いて未来の広告ビジネスを構想する3人──浅井雅也さん、船木研さん、眞鍋亮平さんが考える、広告のいまとこれからとは。
サステナビリティへの対応姿勢を伝える企業広告が一気に増えた2021年。そのうちの1社、三菱地所は同年3月、高畑充希さんを起用した新企業広告シリーズ「三菱地所と次にいこう。」を開始した。
ダイバーシティへの対応は近年の重要な企業課題のひとつであり、2021年に多くの企業が向き合ったテーマだ。ロングセラーブランドの商品広告も変化しつつあり、「パナソニックビューティ」も今年、女性向けからより多様な人々に寄り添うメッセージへとシフトしている。
2021年10月、衆議院議員総選挙を前に、「VOICE PROJECT」が注目を集めた。「広告でも政府の放送でもない」形で社会へメッセージを伝えようと試みた、クリエイターたちの狙いとは。
2021年の大きなトピックと言えば、1年延期ののちに開催された東京2020。大会の顔となるクリエイティブはどのように生み出されていったのか。大会ルックを手がけたデザインチームが一連のプロジェクトを振り返る。