街の再建の起点となるホテル
群馬県のJR前橋駅から徒歩約15分の場所に2020年12月にオープンした「白井屋ホテル」。車通りの多い国道50号線と、用水路のある昔ながらの「馬場川通り」にはさまれた土地にたたずむ、その建物。前橋市の「まちなか」の活性化がこのホテルから始まろうとしている。
2020年、リアルの場を通して体験価値を創出するコミュニケーションが大きく変化した。人の往来が減り、あらゆる場で"非接触"が推奨され、東京オリンピック・パラリンピックの開催を照準としオープン予定だった施設なども延期を余儀なくされたケースも多い。その中で、リアルの場だからこそ生まれる体験の価値が高まっているという状況もあるだろう。企業や担い手の哲学、こだわりを色濃く伝え、"ここにしかない"体験を通じてユーザーのエンゲージメントを高める2021年の空間デザインのあり方を探る。
群馬県のJR前橋駅から徒歩約15分の場所に2020年12月にオープンした「白井屋ホテル」。車通りの多い国道50号線と、用水路のある昔ながらの「馬場川通り」にはさまれた土地にたたずむ、その建物。前橋市の「まちなか」の活性化がこのホテルから始まろうとしている。
角川文化振興財団は2020年11月6日、約4万平米の土地面積を有する「ところざわサクラタウン」内に、複合文化施設「角川武蔵野ミュージアム」をオープンした。中でも今回は、本がぎっしりと並べられた空間、「エディットタウン」や「本棚劇場」に注目。そこでは一体どんな体験が生まれているのだろうか。
「うなぎパイ」で知られるお菓子屋 春華堂。静岡県で創業して以来、地域とのつながりを重視した店舗展開をしてきた。そんな春華堂の新社屋が2021年4月に完成する。巨大なイスや紙袋のオブジェが目立つ、突飛なつくりの建物。その意図を聞いた。
京都の中心街、式阿弥町に2019年10月に誕生した「共創自治区SHIKIAMI CONCON(こんこん)」。多種多様な職種の人々がコンテナに入居しそれぞれの活動拠点にしている。「コワーキングスペース」とも少し違う、その在り方について話を聞いた。
「中古車の販売店」と聞くとどんな空間を思い浮かべるだろうか。値札が貼られた多数の車が無機質に並ぶ──。そんな従来の販売店とは一線を画し、ユーザーのライフスタイルにあった車の楽しみ方を提案する「U-BASE 湘南」が誕生した。