お祝い自粛ムードの中でも、新たな門出を祝いたい
愛媛新聞社が4月1日、同10日に同紙に出した「愛媛祝笑プロジェクト」の15段広告。新型コロナの影響下で新たな門出を迎える人々に向け、お祝いの言葉を届ける試みだ。「縮小」「自粛」などの言葉をポジティブに言い換え、温かみのあるトーンで描いた。
世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス。これまでにない状況におかれ、私たちの生活は大きな変化を余儀なくされている。そして、その影響は言うまでもなく広告界にも及んでいる。自宅でのリモートワーク、プレゼンや打ち合わせのオンライン化、コピーや企画内容の変更、撮影の中止・延期、そして何よりも準備をしても先が見えぬ不安──。
そんな中でも、この状況を打破すべく動き続けている人たちがいる。そして、この事態が収束した時、社会はもちろん広告界においても新しいルール、新しいモノづくりができるかもしれないという可能性も見え始めている。そこで今号では広告界の現状を伝えると共に、アクションを起こした企業やクリエイターの取り組みをきちんと記録しておきたい。
愛媛新聞社が4月1日、同10日に同紙に出した「愛媛祝笑プロジェクト」の15段広告。新型コロナの影響下で新たな門出を迎える人々に向け、お祝いの言葉を届ける試みだ。「縮小」「自粛」などの言葉をポジティブに言い換え、温かみのあるトーンで描いた。
現在の状況を受けて、さまざまなクリエイターたちが今の環境を変えるべく、新たな取り組みに挑んでいる。
緊急事態宣言の発令後、働き方が大きく変わろうとしている。広告界の企業はどのように対応しているのか。3月31日から4月10日にかけてアンケート調査を実施し、22の広告会社及び制作会社から回答を得た。その実態をまとめるとともに、これからの広告界の働き方を模索する。
「何をするか」「誰とするか」「どこでするか」を大切に、職住近接を推奨し自由な働き方を進めてきたカヤック。新型コロナウイルスの影響で、働き方がどう変わったのか聞いてみた。
テレビショッピングを中心に通販事業とスポーツ・地域創生事業を行っているジャパネットホールディングスは、3月30日から「今だから気付けること」「今だからやるべきこと」をテーマにした特設Webサイトをオープン。4月上旬からは、同じテーマでテレビCMも開始した。
大塚製薬が、4月からオンエアを開始したポカリスエットの新CM「ポカリNEO合唱」篇。新たなヒロイン・汐谷友希さんと97人の中高生が10代のかけがえのない“今”をそれぞれが自分らしく歌い、その映像を1つのコンテンツとして編集している。このCMは、97人の出演者各自が自撮りした映像で構成されている。
新型コロナウイルスが、経済活動にも大きな影響を及ぼしていることは言うまでもない。そんな状況の中でも、グローバルブランドはいち早くメッセージを発信し、アクションを起こしている。ここではTBWA HAKUHODO 細田高広さんに、そんな世界の動きを分析してもらった。