休館中のピューロランドの活動をそのままドキュメントする
2月22日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、東京・多摩センターにあるサンリオピューロランド(以下 ピューロランド)は臨時休館に入った。それから1ヶ月後に公式YouTubeで、2本の動画が公開された。
世界中で猛威をふるう新型コロナウイルス。これまでにない状況におかれ、私たちの生活は大きな変化を余儀なくされている。そして、その影響は言うまでもなく広告界にも及んでいる。自宅でのリモートワーク、プレゼンや打ち合わせのオンライン化、コピーや企画内容の変更、撮影の中止・延期、そして何よりも準備をしても先が見えぬ不安──。
そんな中でも、この状況を打破すべく動き続けている人たちがいる。そして、この事態が収束した時、社会はもちろん広告界においても新しいルール、新しいモノづくりができるかもしれないという可能性も見え始めている。そこで今号では広告界の現状を伝えると共に、アクションを起こした企業やクリエイターの取り組みをきちんと記録しておきたい。
2月22日、新型コロナウイルス感染拡大防止のため、東京・多摩センターにあるサンリオピューロランド(以下 ピューロランド)は臨時休館に入った。それから1ヶ月後に公式YouTubeで、2本の動画が公開された。
ネスレ日本は、チョコレート菓子「キットカット」のアンバサダーに就任した香取慎吾さんが出演する新CMを、3月27日に放映を開始した。
ヒューマンホールディングスは、3月23日から渋谷駅をはじめとする全国10か所で、コーポレートメッセージ「今日だって世界はまわっている」を表現したOOHを掲出した。
新型コロナウイルスの影響で延期になったプロ野球公式戦の開幕。多くのファンが待ちわびる中、3月20日に公開されたのがスポーツナビ(以下、スポナビ)のアプリ「スポナビ野球速報」のCMだ。
4月6日、TCK(東京シティ競馬)が新聞広告を出稿した。本来は70周年の華々しい開幕を迎えるはずだったその日、TCKは無観客競馬をスタートした。そんな日に、TOKYO CITY KEIBAファン、そして世の中に向けて、TCKが送ったメッセージは、「世界がいつかまた、騒がしくありますように。」だ。
「バイトル」「バイトルNEXT」「はたらこねっと」といった求人サイトを運営するディップは、3月30~31日に主要新聞各紙に企業広告を出稿した。
新型コロナウイルスの感染拡大の影響で、多くの大学が卒業式の開催を見送ることとなった。そんな中、いくつかの大学では新聞広告を活用して、学生たちにメッセージを送っている。卒業式に新聞広告を出稿する、おそらくこれまでそんなことはほぼ無かったのではないだろうか。これもまた、2020年の広告の風景と言えるだろう。
世界中に広がる新型コロナウイルスにより、国内外の広告賞・デザイン賞の開催中止や延期が相次いでいる。ここでは4月中旬時点で確認できた各広告・デザイン賞の開催に関する情報を掲載します。なお、最終的な実施状況については、今後各賞の公式サイトなどでご確認ください。
新聞の30段のスペースを埋めつくすほどの、桜の花が描かれた広告。これは、九州・西広(現・九州博報堂)の有志が企画して立ち上げた「いまできることプロジェクト」の広告である。
大分県別府市は、新型コロナウイルスの影響で、来店客が激減した別府市内の飲食を提供する施設を応援するプロジェクト「#別府エール飯」を、3月18日にスタートした。