余分なものをそぎ落とし、ユーザーがずっと安心して使えるシャンプーボトル
ライフスタイルに関するオーガニック商品をインポート販売からオリジナル開発まで幅広く手掛けているたかくら新産業は、オーガニックヘアケアブランド「余[yo]」を開発。2019年5月に販売をスタートした。同ブランドは、製品開発からパッケージのデザインまで、これまでにない新しいコンセプトでつくられている。
紙ストローの採用、プラスチック製ショッピングバッグやツール類の廃止、名刺をFSC森林認証紙への切り替えるといったニュースを、この1年くらいの間によく耳にするようになりました。多くの企業がSDGs(Sustainable Development Goals:持続可能な開発目標)で設けられた各ゴールに向けて取り組むようになり、さまざまな施策が始まっています。その中で「脱プラスチック」「フードロス」「リサイクル」「リユース」といった点から、素材を切り替える、リサイクル・リユースしやすいかたちにするなど考えていかなくてはいけないのがパッケージです。
ブランドや商品の顔であり、人々が手にするきっかけをつくるものでもあるパッケージ。こうした流れの中で、エコな素材とデザインのバランスをどう考えていくべきか。また、いま日本の企業はどのような考えで、どこまで進めているのか。本特集では、現段階でこうした取り組みを進めるブランドや企業に話を聞きました。
ライフスタイルに関するオーガニック商品をインポート販売からオリジナル開発まで幅広く手掛けているたかくら新産業は、オーガニックヘアケアブランド「余[yo]」を開発。2019年5月に販売をスタートした。同ブランドは、製品開発からパッケージのデザインまで、これまでにない新しいコンセプトでつくられている。
2019年7月に東京・表参道ヒルズにオープンしたフード マーケット&カフェ「imperfect(インパーフェクト)表参道」。そこに並ぶ製品は、淡い色の包装紙にくるまれている。その1枚の包装紙には、ブランドが掲げるミッションや思い、そして製品をよりよいかたちで世に送り出していこうと考えるデザイナーのアイデアが詰まっている。
「あなた想いの、チョコレート」というキャッチフレーズを掲げるチョコレートブランド「MONTSERRAT(モンセラート)」は、ベルギーの工房でつくられるすべてがオーガニックなチョコレートだ。同ブランドが2020年バレンタイン時期に発売したラインナップでは、パッケージに使う素材の多くをエコなものへと切り替えた。
2019年10月、アスクルは「暮らしになじむLOHACO展2019」を開催した。第5回目となる今年は「暮らしになじむデザイン」をメインコンセプトに、「サステナブル」をテーマに掲げて開発した全52点の商品を展示、一部商品の販売を行った。
味の素AGFが通販チャネルで展開する、パッケージを刷新した商品が好調だ。環境配慮だけでなく、省手間も、消費者を引き付ける要素のひとつのようだ。
化粧品業界でも拍車がかかるパッケージの見直しや改良。ここでは、ロレアルグループと日本ロレアルが有するブランドの最新の取り組みを紹介する。
「キットカット」の販売量世界一の日本でネスレ日本が行ったのは大袋タイプ5種を紙製に切り替える大胆な取り組みだった。
本当に必要なものを、必要なかたちで。無印良品のものづくりの姿勢はパッケージにも表れている。
環境への配慮により紙製、竹製、ステンレス製とバリエーションが拡がる、エコストロー。そんな中、ブルボンは食べられるストローを開発した。
デパ地下で売られている華やかなお弁当。一見エコとはほど遠い?と思いきや脱石油系プラ、そして生分解性素材のパッケージを開発し、使用する弁当店がある。