「挑戦する姿勢」を伝える「ヤバい」メッセージとWebサイト
ファミリーマートが今年の採用サイトに掲げたメッセージは、「最近のファミマはヤバい。」。採用メッセージとしては異例の言葉を使った理由とは?
2018年秋、経団連は「現在の就職活動のルールを2021年に廃止する」と発表。従来の新卒一括採用のルールが近い将来、大きく変わる見通しが出てきました。こうした流れと共に、働き方が企業にとって大きなテーマとなっている昨今、採用市場は新卒、既卒ともに今後大きく動いていくことが予測されます。さらに売り手市場の現在、自社によりよい人材を採用できるかということも、企業にとっては大きな課題です。今号ではこうした過渡期にある採用にまつわるコミュニケーションにおいて、新しい試みに挑んだ企業を取材。それぞれの取り組みから、これからの採用広告のクリエイティブのヒントを見つけたいと思います。
ファミリーマートが今年の採用サイトに掲げたメッセージは、「最近のファミマはヤバい。」。採用メッセージとしては異例の言葉を使った理由とは?
今年、日立製作所は昨年までの新卒採用コミュニケーションを刷新。「ゆずれないものがある。」というメッセージと赤の基調カラーで統一したクリエイティブを展開している。
「最短距離で、才能を開花せよ。」。その強いキャッチフレーズの元、日清食品では新卒採用サイトを大きくリニューアル。応募する学生にもそのスピード感を直感的にとらえてもらえることを目指している。
KISSME FERMEやヒロインメイクなどのメイクアップブランドで知られる伊勢半は、2020年度の就活解禁日である3月1日に「顔採用」の導入を日経新聞全面広告とWeb動画で発表した。
「仕事はお金じゃない。やりがいだ」「同じ価値観の仲間と働けばいいじゃん」「年収1,500万円出します!」…こんな言葉が次々と繰り出されるCMが今年1月に公開された。制作したのは、ソフトウェアの品質保証・テストを主力事業とするSHIFTだ。
就活生に向けたブランドキャンペーンも始まっている。その中でも多くの学生の共感を集めたのが「#スニ活」だ。
就活生に向けたプロモーションの一つとして、マンダムの男性向けコスメブランド「ギャツビー」が今年6月にローンチしたのが、Webコンテンツ「第0印象シミュレーター」である。
就職活動選考解禁日となる6月1日、日経新聞に天地を逆にした広告が出稿された。
5月27日から1週間限定で新宿駅メトロプロムナードにオープンした「社員クチコミ図書館」。これまで外には見えにくかった声を1冊の本にまとめて公開し、多くの人が足を止めた。
企業を選ぶとき、学生たちがまず見る採用サイトや会社案内。そこに記されているメッセージが、次へのステップに大きく関わってくる。ここではさまざまな業種の企業6社が現在、掲げている採用広告のメッセージをその想いと共に紹介する。