国際都市・大阪を支える地下鉄の新たな活動へとつなげるCI
大阪市営地下鉄は2018年4月、大阪市高速電気軌道株式会社に運営を引き継ぐ形で民営化された。新たな愛称は「Osaka Metro」。国際都市・大阪を支える地下鉄の新たなシンボルマークは、Metroの「M」の中にOsakaの「O」を内包している。
時代や社会の流れの中で、企業やブランドがそのあり方を問われている昨今。さまざまな背景や事情からリブランディングし、新たなかたちでスタートを切る企業やブランドが出てきている。これまで培ってきたものを生かして新たなかたちを築き上げるブランドがある一方で、これまで培ってきたものを潔く捨てて、ゼロに近い状態から立ち上げているブランドもある。一つとして同じやり方ではできないのが、リブランディングだ。
本特集では、さまざまな背景から、リブランディグに取り組んだ6つの事例を紹介。それぞれの考え方とクリエイティブの進め方を見ていきたい。
大阪市営地下鉄は2018年4月、大阪市高速電気軌道株式会社に運営を引き継ぐ形で民営化された。新たな愛称は「Osaka Metro」。国際都市・大阪を支える地下鉄の新たなシンボルマークは、Metroの「M」の中にOsakaの「O」を内包している。
発売から18年経つ自然派化粧品ブランド「草花木果」(キナリ)が、経営母体が変わったことを機にリブランディング。今年3月に、新たなブランドロゴとパッケージによるラインナップの発売を開始した。
湖池屋のロングセラーブランド「スコーン」は、今年2月にパッケージ、フレーバーを一新。さらに「私立 スコーン学園」を舞台にしたCMやWebサイトを立ち上げ、さまざまなコンテンツを発信している。32年の歴史の中で、同ブランドがこのような形でリブランディングするのは初めてのことである。
One inc. クリエイティブディレクター富田光浩さん、spring コピーライター李和淑さん、そしてアートディレクター白本由佳さんのチームが手がけたのは、化粧品ブランドAYURA(アユーラ)のリブランディング。ここでは、新たなクリエイティブの制作過程を振り返る。
東京進出100周年を2022年に迎えるカステラの文明堂東京も、富田さん率いる同じチームがリブランディングを進めている。その一つの形として、4月に新たな試みを進めていく店舗がリニューアルオープンした。
2019年に創立50周年を迎えた東京ヴェルディはリブランディングを図り、今年1月に新しいロゴデザインと新ユニフォームを発表。そして、総合型クラブとしてブランドビジネスを進めていくことを宣言した。