何を伝えるか大いに議論する、ただし決めたらあとは任せる
「1UP」「Vitality」と話題の広告を生み出し続ける住友生命保険は、2014年からTUGBOATと共に広告コミュニケーションを開発している。住友生命保険の藤本宏樹さんは、TUGBOATの麻生哲朗さんとの出会いが同社の広告展開のターニングポイントだったと話す。
「デザイン経営」という言葉に象徴されるように、企業にとってクリエイティブの重要性がかつてないほど高まっている。世の中を見渡しても、いま注目され、成功している企業は、商品開発、コミュニケーション、新規事業、あるいはユニークな社内制度まで、全方位的にクリエイティビティを発揮し、新しいチャレンジを重ねている。こうした企業の中には、必ず自らアイデアを考え、常識や前例にとらわれない判断をし、時には外部パートナーの力をうまく借りながら実現していくキーパーソンがいる。
この特集では、アイデアとクリエイティブの力を信じて事業に生かす、各社のキーパーソンを訪ねた。インタビューの最後に皆さんからいただいた「クリエイターに期待する提案」にも、ぜひご注目ください。
「1UP」「Vitality」と話題の広告を生み出し続ける住友生命保険は、2014年からTUGBOATと共に広告コミュニケーションを開発している。住友生命保険の藤本宏樹さんは、TUGBOATの麻生哲朗さんとの出会いが同社の広告展開のターニングポイントだったと話す。
KOKUYO DESIGN AWARD、クリエイティブラウンジ「MOV」、ライフスタイルショップ&カフェ「THINK OF THINGS」など、商品開発以外にもユニークな試みを続けているコクヨ。2015年に代表取締役 社長執行役員に就任した黒田英邦社長は、就任前から「インハウスデザイナーのアイデアやチャレンジを後押しする環境づくり」に力を入れてきたという。
銀座のソニービルが今年8月、パーク(公園)へと生まれ変わった。このプロジェクトを2013年から主導してきたのが、ソニー企業の代表取締役社長/チーフブランディングオフィサーの永野大輔さんだ。
小学生の直筆の手紙をメインビジュアルに使った、シャボン玉せっけんの企業広告「香害を知ってください。」。見た人に強いインパクトを残すこの意見広告はどのように生まれたのか。シャボン玉石けん 代表取締役社長 森田隼人さんに話してもらった。
「BAKE CHEESE TART」「PRESS BUTTER SAND」など、8つのお菓子ブランドを持ち、急成長中のお菓子のスタートアップ、BAKE。「デザインは、美味しさの次に重要」とクリエイティブに注力している。そんな同社のデザインを支える2人に話を聞いた。
2015年のコーポレートロゴ刷新を契機に、クリエイティブを強化していくと宣言したサイバーエージェント。同社初のクリエイティブ担当の執行役員である(9月時点)チーフ・クリエイティブディレクターの佐藤洋介さんは、その推進役を担っている。
ポカリスエットやカロリーメイトなど、常に話題になるCMを送り出している大塚製薬。長年広告制作を担当してきた宣伝部の上野隆信さんにいい広告を作るためのクリエイターとのコミュニケーションについて聞いた。
今年、創業100周年を迎え、「Creative!」キャンペーンを展開するパナソニック。なぜ、100周年にあたって「Creative!」をテーマに設定したのか、その言葉に込めた意味は何か。同社で広告クリエイティブを担当する高須泰行さんと、宣伝企画とデジタル広告を担当する木村知世さんがその背景にある2つの思いを語った。
昨年4月にヤマハ社内に初めてマーケティング戦略部が新設された。この部署から、ユニークな取り組みがいま次々と生まれている。メンバーの嘉根林太郎さんと新竹美奈子さんに話を聞いた。
佐藤雅彦さん総合監修の『ピタゴラスイッチ』、佐藤卓さんがアートディレクションをつとめた『にほんごであそぼ』『デザインあ』などクリエイターと共に多彩な番組の開発を行っているEテレ。『テクネ 映像の教室』や『びじゅチューン!』を手がけるNHKエデュケーショナル プロデューサー 倉森京子さんに、クリエイターとの協業の秘訣を尋ねた。