グラドルと一緒に飲める酒場がファンの熱気を高める
男性向け週刊誌『週刊プレイボーイ』が新宿歌舞伎町に「週プレ酒場」をオープンした。連日雑誌に登場するグラビアアイドルが店頭に立ち、ファンが集う場になっているという。
ポップアップストアや期間限定店舗など、メーカーを中心としたブランドが、リアルな空間を新たに持つケースが増えている。「午後の紅茶」は代官山で紅茶とフードを楽しめるカフェをオープンし、味の素冷凍食品は日本式餃子の専門店を赤坂にオープンした。集英社の『週刊プレイボーイ』は、新宿歌舞伎町にグラビアアイドルと飲める酒場をオープンし、盛り上がりを見せている。なぜ、いま各社がこぞってリアル店舗の運営に乗り出しているのか。本特集では、各社にその狙いと共に、ブランドや商品をリアルな店舗での体験に置き換えていくための方法を聞いた。
男性向け週刊誌『週刊プレイボーイ』が新宿歌舞伎町に「週プレ酒場」をオープンした。連日雑誌に登場するグラビアアイドルが店頭に立ち、ファンが集う場になっているという。
昨年10月、代官山に午後の紅茶のコンセプトショップがオープンした。紅茶をモチーフにしたライトや紅茶色の壁など、空間全体に紅茶らしさやフォトジェニックな要素が散りばめられた空間になっている。
昨年9月に赤坂にオープンした日本式餃子の専門店「GYOZA IT.」。運営しているのは、味の素冷凍食品だ。2022年までの期間限定で、ここから日本式餃子を世界に発信するという。
カルビーがロングセラーのお菓子にフォーカスしたショップ「Yesterday's tomorrow(イェスタディズ・トゥモロー)」をルミネエスト新宿にオープンした。特色は、自社商品だけでなく、他社商品も取り扱っている点だ。なぜ、カルビーは他社のお菓子も並べる店舗を作ったのだろうか。
「コンセプトショップ」「ポップアップストア」「期間限限定ショップ」など、呼び方も形態もさまざまな、ブランド発のリアル店舗への取り組み。ここでは、特集で見てきた事例と昨夏以降にオープンしたポップアップストアを例に、そのあり方を整理してみたい。
最大4時間半待ちの人気店となったリプトンの「Lipton Fruits in Tea」や「ピノフォンデュカフェ」など、さまざまなポップアップストアを成功させてきた、ハッピーアワーズ博報堂の藤井一成さん。ポップアップストアに共通するクリエイティブの考え方とは。
ジンズは旗艦店となる「JINS渋谷店」を昨年5月にオープンした。同社は渋谷店に限らず、首都圏を中心にシンボリックな店舗を続けて開発している。そこには、店舗を"売り場"を超えたコミュニケーションの場にする狙いがあった。
中川政七商店は今年1月、旗艦店である表参道店を初の体験型ショップとしてリニューアルした。店頭に並ぶアイテムの試着や試食・試飲ができるという。同店では、なぜいま店頭での体験に力を入れるのか。