型破りな駅前広場が街を変えるエンジンになる
今年4月、JR・近鉄天理駅の駅前広場としてオープンした「CoFuFun(コフフン)」。形状も機能も、これまでの公共施設のイメージをひっくり返す、新しさと自由に満ちている。この開発プロジェクトについて、天理市長の並河健さんと、デザインを担当したnendoの佐藤オオキさんに話を聞いた。
地域の活性化の手法やアイデアが、広がりを見せている。自治体の首長とクリエイターが手を組み、あるいは職員とクリエイターがひとつのチームとなって、全国各地のプロジェクトに携わるケースも増えてきた。今回の特集では、こうした地域×クリエイターのユニークな新プロジェクトに光を当て、その着想から実際の展開までを紹介する。観光資源づくり、地域の産業振興、移住促進、あるは人口減少・結婚・出生率下降への対策など、地域の課題には、全国の自治体に共通するものも多い。自由なアイデアの力で、こうした問題にどうアプローチしたのかをひもといていく。
今年4月、JR・近鉄天理駅の駅前広場としてオープンした「CoFuFun(コフフン)」。形状も機能も、これまでの公共施設のイメージをひっくり返す、新しさと自由に満ちている。この開発プロジェクトについて、天理市長の並河健さんと、デザインを担当したnendoの佐藤オオキさんに話を聞いた。
昨年新たに策定された渋谷区の基本構想。読み手への呼びかけからはじまる異色の宣言文、イラスト入りでわかりやすく内容を伝えるハンドブックなど、これまでの自治体にはない“伝える”ための工夫が凝らされている。
2015年、佐賀県庁に新たな組織「さがデザイン」が登場した。佐賀県庁の中と外のクリエイターをつなぐハブとなり、尖ったアイデアを県庁でも実現するミッションを背負った組織だ。
人口減少や人口流出は多くの自治体が抱える課題。立川市は解決に向けて、市の若手職員を集めたワーキンググループを立ち上げた。そこから生まれたのが人気の「プレミアム婚姻届」だ。
日本で社会問題の1つとなっている、未婚率の上昇。全国の自治体がこの問題に頭を抱える中で、前橋市が前例のない取り組みをはじめた。
「地域に関わる仕事がしたい!」――では、その入り口はどこにあるのか?地方自治体とのビジネスに詳しいLGブレイクスルーの古田智子さんと、さまざまな地方自治体に外部ブレーンとして関わる博報堂ブランドデザインの深谷信介さんに、地域の仕事を手がける方法を聞く。
2016年4月、富山市の富山国際会議場に「コンパクトデリ・トヤマ」がオープンした。食・工芸品・お土産など、富山にまつわるものや情報をキュレーションし提供する場として位置づけられている。
漁業活性化のため活動する一般社団法人フィッシャーマンジャパンでは、漁師がモーニングコールで起こしてくれるサービス「FISHERMAN CALL」を今年5月に期間限定で展開。意表を突くアイデアが話題となり、短期間で大きな反響を呼んだ。
「地球に泊まり 風土を味わう」をコンセプトに、昨年、期間限定で北海道大樹町芽武(めむ)地区に登場した「MEMU EARTH HOTEL(メムアースホテル)」。手がけたのは、小山薫堂さんが代表を務めるオレンジ・アンド・パートナーズである。