テレビCM活用し急成長を遂げたメルカリの広告戦略
スマートフォンさえあれば誰でも出品できる手軽さが受け、ダウンロード数が日米で合計6500万に達したフリマアプリ「メルカリ」。テレビCMも積極的に展開する同社の広告戦略について、国内のマーケティング全体を統括する鋤柄直哉さんに聞いた。
旧態依然とした業界に風穴を開けるように、さまざまな領域でスタートアップによるサービスや商品のアップデートが進んでいる。
一方で、大手企業による新しい業種・業態への新規参入も進み、各業界のプレイヤーの顔ぶれは変化している。そして、こうした各業界に生まれている“新しい広告主”による、広告コミュニケーションやブランディングも活発になってきた。
従来の広告表現や、制作手法、業界慣習などにとらわれず、新しい広告主たちは自由な発想と語り口で、広告活動に取り組んでいる。今回の特集では、広告界に新たに登場したこうした企業に、広告やブランディングに対する取り組みと考えを聞いていく。
スマートフォンさえあれば誰でも出品できる手軽さが受け、ダウンロード数が日米で合計6500万に達したフリマアプリ「メルカリ」。テレビCMも積極的に展開する同社の広告戦略について、国内のマーケティング全体を統括する鋤柄直哉さんに聞いた。
今年1月にリリースされたわりかんアプリ「paymo(ペイモ)」。リリースと同時に3分の長尺ワンカットムービーを公開し話題化を図るなど、ブランドの垂直立ち上げを狙った理由とは。
キリンジの曲『エイリアンズ』が流れるなか、無言でこちらを見つめる女優のんの姿が話題を呼んだLINEモバイルのCM。同業他社のCMとは一線を画すシンプルな演出にはLINEモバイルの世界観が込められていた。
これまで存在しなかった新しい事業やサービスを、どのように人々に伝え、理解してもらうのか。スタートアップのロゴには、サービス創業の思いと、伝えるための工夫がつまっている。ここでは、注目を集めるスタートアップ8社のロゴとタグラインを紹介する。
「ニチガスにするの、賛成です!」のコピーで実写版とアニメ版の2種類のテレビCMを展開中の日本瓦斯。ガス自由化を機に、60年の歴史の中で初のテレビCMキャンペーンに踏み切った同社では、AIベンチャーとタッグを組むなど、これまでにない方法でCMに取り組んでいた。
同棲を解消したら最大10万円をお支払い!?業界初、同棲カップル向けの「同棲解消ホケン」を昨年11月に発表し、ネットをざわつかせたグッドルーム。同社初の本格的な広告・PR施策として、思い切った企画を実施した背景とは。
「料理レシピ動画No.1アプリ」を謳い、1分レシピ動画で急速にユーザーを拡大している「クラシル」。今年4月から女優の木村文乃さんが出演するテレビCMを開始した。このCMには、流通や小売への影響力を持つことで、クラシルの広告効果をさらに高める狙いがあるという。
第3の保険選びサービスとして2012年に登場し、急速にユーザー数を伸ばしている「保険のビュッフェ」。Web上のコンテンツマーケティングをベースにテレビCM組み合わせる独自の方法論で、『保険見直しニーズの顕在化』を図る。
資金調達や戦略構築などスタートアップに対する経営支援を行い、その成長を支えていくベンチャーキャピタル(VC)。それぞれの成長フェーズにふさわしい広報・広告戦略を、VCはどう考えるのか。また、外部パートナーとして広告クリエイターと組む場合、どのような形が理想的なのか。グロービス・キャピタル・パートナーズの東明宏さんに話を聞いた。
「My First Plant」をコンセプトにオープンした観葉植物小売店「HITOHACHI」。造園業を営む中山大輔さんが、エイトブランディングデザインの西澤明洋さんのサポートを得ながら、一から立ち上げた新事業だ。