福部明浩×永井聡「企画をジャンプさせる演出家の発想法とは?」
MATCHやカロリーメイトなどで数々のヒットCMを連発しているプランナー福部明浩さんとディレクター永井聡さんの2人。福部さんがほれ込む、永井さん独特のアイデアをジャンプさせる方法論とは?2人の対話から迫る。
動画の時代と言われ、テレビは見られなくなったと言われる。では、テレビCMはつまらなくなったのだろうか?
そんなことはない。テレビCMはやっぱり面白い。
本特集では、話題のテレビCMのクリエイターへの取材を中心に、今の時代ならではのテレビCMの考え方、そしてそれを映像化する過程を改めて描き出していく。
MATCHやカロリーメイトなどで数々のヒットCMを連発しているプランナー福部明浩さんとディレクター永井聡さんの2人。福部さんがほれ込む、永井さん独特のアイデアをジャンプさせる方法論とは?2人の対話から迫る。
CM好感度ランキングで2年連続1 位を獲得しているauの「三太郎シリーズ」。このシリーズの制作でタッグを組んでいるプランナーの篠原誠さんとディレクターの浜崎慎治さんに、このCMの制作舞台裏について聞いた。
2014年12月より放映をスタートし、ふてぶてしいネコ「ふてニャン」がすっかり「 顔」となったワイモバイルのCMシリーズ。このシリーズのクリエイティブディレクターは、サントリー伊右衛門などのヒットCMを多数作ってきたツクリテの永見浩之さんだ。
「そうなの!?」「知ってる!」のフレーズが耳に残る東急リバブルの親子シリーズCM。現在3年目に突入し、知名度と好感度を業界トップに押し上げた。企画者の松尾卓哉さんが語る、どの商品にも共通するCM制作のセオリーとは。
「日清紡~♪ 名前は知ってるけど~♪日清紡~♪ 何をやってるかは知らない~♪」の歌でお馴染みの日清紡のCM。毎回登場する「犬の二人羽織」に、近年では女優の深田恭子や歌手のきゃりーぱみゅぱみゅも加わり、CMは年々パワーアップの様相を見せている。
俳優のモロ師岡さん、浅利陽介さんが「からだすこやか茶」「ダブル~♪」と最後に満面の笑顔で歌う。一風変わったメロディと相まって印象に残るトクホ飲料「からだすこやか茶W」はどのような経緯で生まれたのか。
西島秀俊さんが父親役で出演するパナソニックの「ふだんプレミアム」のCMは、何気ない日常の心地よい生活の断片を切り取りながら、そこに同社の家電製品があることをさりげなく伝えていくシリーズ。Webの動画展開を中心にプランニングが行われ、テレビCM素材も動画と同素材を放映する形で展開されているという。
短い時間内で言うべき内容を精査する、企業の言いたいことを生活者の聞きたいメッセージに転換するなど、テレビCMの中には長年かけて培われた広告コミュニケーションの技術や考え方が詰まっている。クリエイティブディレクターの小田桐昭さんに、改めてCMクリエイターの持っている技術とは何かを話してもらった。
テレビCMの今後を担う若手クリエイターは何を思い、どうテレビCMと向き合っているのか。プランナー、コピーライター、監督、4人のクリエイターにそれぞれの立場から話してもらった。