世の中と折衷する企画力がデザインの力を引き出す
2019年のクリエイター・オブ・ザ・イヤーを受賞した電通 川腰和徳さん。人を動かす企画力を武器に話題づくり、売れるモノづくりを行ってきた。デザインで付加価値を創造することを目指し、幅広い人にデザインについて学んでほしいと考えている。
2019年のクリエイター・オブ・ザ・イヤーを受賞した電通 川腰和徳さん。人を動かす企画力を武器に話題づくり、売れるモノづくりを行ってきた。デザインで付加価値を創造することを目指し、幅広い人にデザインについて学んでほしいと考えている。
「青天の霹靂」、とらや、POLSなど多岐にわたるブランディングの仕事のほか、書籍の装丁も手がけているサン・アド白井陽平さん。多様な仕事を手がける中で、自分の仕事がその先にある社会とどうのように繋がっているのかを、常に意識しているという。
博報堂でアートディレクターとして広告の仕事に取り組む一方、紙の可能性を広げるべく、自主プロジェクトを続ける岡室健さん。さまざまな新しい技術を組み合わせたイノベーションプロダクト制作や、新しいメディアの開発に挑んでいる。
「光るグラフィック展」を企画するなど、デジタルとグラフィックデザインの橋渡しをする田中良治さん。どちらのデザインにおいても、「自分の中で正解をつくって、それをどうズラすか」を考えているという。
2018年7月にドラフトから独立し、「HIDAMARI」という会社を設立した関本明子さん。これまでに、さまざまな企業のブランディングに数多く携わってきた関本さんには「世の中に本当に必要とされるもの、世の中をよくするものをつくっていきたい」という思いがある。
新宿の地下通路に現れた「巨大クロネコ」、繁華街を走った漫画『闇金ウシジマくん』のデコトラ、タイガー魔法瓶が展開したファッションコレクションなど、そのブランドを思いもよらぬビジュアルやプロダクトで表現してきた井本善之さん。どんな仕事においても常に心がけているのは、「世の中に無視されないもの」をつくることである。
東京・原宿で開催されたポップアップ・ラジオステーション「ラジオエルメス」のアーティスティック・ディレクションを担当したほか、音楽・ファッションを中心にグラフィックから空間までトータルなアートディレクションを手がける一方、アーティストとしても活動するYOSHIROTTENさん。そのベースには、18歳の頃から現在まで続けているパーソナルワークがある。
竹尾ペーパーショウに始まり、2018年に開催した個展「続々|三澤遥」、2019年に参加した「虫展-デザインのお手本-」などで話題を集めた三澤遥さん。グラフィックデザインという範疇にとどまらない柔軟な発想で、まだ見ぬものへのチャレンジを続ける三澤さんのものづくりの考え方について聞いた。
キウイのキャラクターが人気のゼスプリの広告をはじめ、Netflix「リラックマとカオルさん」、キリン「氷結」、JINSなどを手がける関戸貴美子さん。広告の王道とも言えるデザインは、どんなところから生まれてきているのだろうか。
国内外のデザイン賞を多数受賞している池澤樹さん。トヨタ・サントリーなどの大規模プロジェクトから自身の個展作品まで「まず自分が本当に好きになれるか、見た人の心の琴線に触れるものがあるか」というチャレンジは共通しているという。