カップルという関係性が
もたらす影響と可能性
ゾフィー・トイバー=アルプとジャン・アルプ
テキスタイル・デザイナーとしてキャリアを開始し、幾何学的抽象と色彩理論の研究を基盤にテキスタイルや家具デザイン、建築設計、絵画など領域横断で創作活動に取り組んだゾフィー・トイバー=アルプと、詩人としての顔を持ちながらコラージュやレリーフ、彫刻を制作したジャン・アルプは、20世紀前半を代表するアーティスト・カップル。ダダや構成主義、シュルレアリスム、デ・ステイル、抽象といった前衛芸術の前線でそれぞれ活動しながら、コラボレーション作品も残している。
本展では、トイバー=アルプの作品45点、アルプの作品40点、多様な様態からなるコラボレーション作品14点の計99点を展示する。パートナーシップにおける創作の可能性をはじめ、当時の女性アーティストの立場や、芸術...
あと80%