今回で16期目となる「ラジオCM 制作実践講座」。エフエム福岡と宣伝会議の共同講座として廣瀬泰三さん(電通)を講師に迎え、全3日間の講義が福岡会場とオンラインで実施された。本講座では、受講生が課題として取り組んで企画したラジオCMを実際に収録。さまざまな年齢・職種の受講生が、九州のみならず、東京や大阪、名古屋など全国から受講した。
企画の広がりを、音のみ20秒で表現
今期の協賛企業は転職エージェント「ACR」、ITコンサルティング会社「ZERONEXT」、家具・インテリア用品通信販売の「タンスのゲン」。受講生は各企業のオリエンテーションをもとに実際にラジオCMを制作する。講師はACCゴールドなど、多数の受賞経験を持つ電通の廣瀬泰三さんが務めた。
初日はラジオCM制作の基礎を学び、最後に協賛企業3社からのオリエンテーションが行われた。2日目は受講生が考えてきた作品への講評を踏まえ、数本を実際に収録。音声にしたときの伝わりやすさや演出のコツなど、現場ならではの指導も行われ、CMができるまでの流れを体験した。
最終日は受講生が再提出したCMコンテから、各協賛企業賞と、廣瀬さんが選出した優秀作品の全6本を収録、編集。コピーの磨き上げ、ナレーターへの指示出し、効果音の選択などを行い、CMを完成させた。
制作した6作品からグランプリに選ばれたのは、浜田英之さんが企画した、ACRの「わが社の伝統」篇。同作をはじめ、制作した6作品は実際にエフエム福岡で2025年1月から順次オンエアされている。
グランプリ
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