日立ソリューションズは2025年のカレンダー制作にあたり、生成AIを活用した。ステークホルダーへの年始挨拶に使用するツールで、社内外の人々の思考やアイデアを、生成過程に織り込んでいる。

01 「SX Calendar 2025」。組み立てて、各月のカードを表面に差し込んで使用する。残りのカードは本体の内側に収納できる。
テーマは「協創」
日立ソリューションズは顧客への年末年始の挨拶などで、毎年オリジナルデザインのカレンダーを配布してきた。近年は制作にあたり、サステナビリティを重視。2021年度には環境と共存しながら快適で健康的な暮らしを送れる社会の実現を目指す「SX(Sustainability Transformation)プロジェクト」を立ち上げており、この活動を訴求する役割も期待されている。
2025年用に制作したのは、「みんなで考え、AIと作る」をコンセプトとした卓上カレンダーだ。同社の考えるSXが実現した未来の姿が12カ月分描かれている。企画制作を手がけたのはHakuhodo DY ONE。アートディレクターの岡田宙輝さんによれば、日立ソリューションズではSXを実現するための…