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万博で夢見たサイエンス展 後期 ほか今月の展覧会情報

万博で夢見たサイエンス展 後期

月の石(アポロ15号採取)
写真提供:一般財団法人日本宇宙フォーラム

1970年の万博では、人々は宇宙やコンピュータなどのサイエンスと出会い、そこにいずれ実現するであろう未来を夢見た。その夢の中には、当時から見れば未来にあたる現在において、花開いているものもある。本展では、当時の万博の様子をサイエンス分野に注目して記録映像やパネルで紹介する。さらにNASAが所蔵する「月の石」実物資料とともに、日本が実施した小惑星の石の採取などについても紹介し、万博から半世紀以上続く宇宙への夢の行方を目にすることができる。

万博で夢見たサイエンス展 後期

大阪市立科学館
2月5日~4月6日
月曜、2月25日休館(2月24日は開館)
お問い合わせ→06-6444-5656

寺山修司生誕90年記念
『ジャパン・アヴァンギャルド』
-アングラ演劇傑作ポスター展-

演劇実験室・天井棧敷1968
「星の王子さま」宇野亞喜良/シルクスクリーン

1960~1980年代半ばにかけての演劇界は、いわゆる商業演劇とは一線を画した“アングラ”と呼ばれる劇団が勢いを持ち、独特の世界を創りあげていた。そしてその公演ポスターは、一流のアーティストの手によって創られ、熱いメッセージに溢れている。これらのポスターは美術的評価が高いにもかかわらず、公演用に限られた数しか製作されなかったため、現存するものはわずか。本展は、100点を超える当時のアングラ演劇の傑作ポスターを、カンパニーの垣根を越えて一堂に展示する貴重な機会だ。かつて大阪で多数の演劇上演がされた「OMS」こと扇町ミュージアムスクエアでの作品も、数点展示を予定している。

寺山修司生誕90年記念『ジャパン・アヴァンギャルド』-アングラ演劇傑作ポスター展-

扇町ミュージアムキューブ
開催中、2月16日まで
会期中無休
お問い合わせ→06-6766-4166

札幌美術展 マイ・ホーム(仮)

葛西由香《開栓後要冷蔵の群像》2023年
紙本彩色、水干絵具、墨
撮影:クスミエリカ

武田浩志《portrait 290》2024年
アクリル絵具、エポキシ樹脂、印刷物、ラメ、木製パネル
4K single-channel video

ホーム(home)には、住宅、家庭、故郷、発祥地、本拠地などの意味がある。本来あるべき場所、頼りとなるものというニュアンスを含む言葉だ。昨今、パンデミック、地域の過疎化、都市開発、移民問題、民族紛争など、…

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