今津景 タナ・アイル
国内外で大きな注目を浴びている現代アーティスト、今津景の大規模個展が開催される。今津は、さまざまなメディアから採取した画像をコンピュータを用いて加工を施しながら構成し、その下図をもとにキャンバスに油彩で描く手法で絵画を制作することで知られる。また、2017年に制作拠点をインドネシアへ移転したことを機に、近作ではインドネシアの歴史や神話も題材としている。本展では、神話「ハイヌウェレ」を題材にした新作シリーズを中心に過去作品と合わせてその制作全貌を紹介する。地球環境問題/エコフェミニズム、神話、歴史、政治などの、膨大なイメージや情報が彼女の身体を通過することで生み出されるダイナミックな表現に注目だ。
東京オペラシティアートギャラリー
2025年1月11日~3月23日
月曜、2025年1月14日、2月9・25日休館
(2025年1月13日、2月24日は開館)
お問い合わせ→050-5541-8600(ハローダイヤル)
【特別展】HAPPYな日本美術
―伊藤若冲から横山大観、川端龍子へ―
古くから、人々は幸せな生活を願ってきた。誕生・婚礼などの慶事や節句、あるいは日常の営みの中で飾られる図様として、日本美術にはさまざまな吉祥の造形が表現されている。本展は、不安定な世界情勢が続いている昨今だからこそ、幸せを願おうという想いのもと、“HAPPY感”が満載の展覧会だ。長寿や子宝、富や繁栄など、人々の願いが込められた美術に焦点をあて、おなじみの松竹梅や七福神をはじめ、現代の私たちにとってもラッキーモティーフといえる作品が紹介される。また、ユーモラスな表現、幸福感のある情景など、見る者を楽しく幸せな気持ちにする力を持った作品も併せて紹介する。古墳時代から近代・現代まで、幅広いHAPPYな日本美術を通して、心温まるひとときを過ごせるだろう。
―伊藤若冲から横山大観、川端龍子へ―
山種美術館
開催中、2025年2月24日まで
月曜、12月29日~2025年1月2・14日休館
(2025年1月13日、2月24日は開館)
お問い合わせ→050-5541-8600(ハローダイヤル)
美術の扉
千秋美術館コレクション
1989年、前身の秋田市美術館を受け継ぐ形で誕生した、秋田市立千秋美術館。開館から30年以上が経った2024年...