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広告再考2025 クリエイターと考える「効く」表現と手法

広告・制作会社22社のトップに聞く2025年の方針と戦略(2)

クリエイションの最前線を担っている、クリエイティブエージェンシーや制作会社。今回はそのトップや責任者に2025年の方針や戦略を聞きました。映像制作はもちろん、AIやxRなどテクノロジーへの対応やビジネス課題の解決、パートナーシップまで――。各社が見据える2025年はいかに。



Dentsu Lab
Chief Creative Officer
田中直基

あたらしいこと、おもしろいこと、グローバルに

「おもいもよらない表現や体験を開発し、人の心を動かす」というこれまで掲げてきた方針は、普遍的で長期的なものなので変わるものではありません。2024年のカンヌライオンズで「Dentsu Lab Tokyo」を、今後「Dentsu Lab」としてロンドン、アムステルダム、ワルシャワ、ムンバイ、ベンガルールに拠点を開設することを発表したように、2025年はよりグローバル展開が加速する予定です。そして、東京も150人規模のチームになります。場所にかかわらず、良い表現や体験をつくって、届けていきたいと考えています。


PARTY
取締役/クリエイティブディレクター
中村洋基

空間体験×デジタル ―都市・施設・イベント

代表の伊藤直樹を中心として、空間デザイナー・フロントエンド・ハードウェア・「映像作家100人」に選出されたCGチームという、ワンストップで新しい空間体験をつくる最強のチームを新設しました。さらに新領域株式会社の杉山央さんを執行役員に迎え、デジタル/アナログ/イマーシブ問わず、強烈な空間体験を提案・実装します。代表作に「成田国際空港 第3ターミナル」「東急プラザ原宿 ハラカド ハラッパ」「UZABASE 新本社」その他未来的施設。

スタートアップスタジオ「combo」の新規事業創出

PARTYの子会社comboでは、中村洋基を中心としてスタートアップ投資と支援を行っています。事業アイデアとノウハウを蓄積し、ゼロイチの起業家に伴走する「つくる」と、マーケティング/ブランディング/PRに課題感があるミドル以降のスタートアップをPARTYクオリティで支援する「伸ばす」の2つを行っています。遠山正道×PARTYが手がけるThe Chain Museum社はシリーズCに成長しました。…

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