クリエイターのオフィスを訪ねると、よく見かける、大きな本棚。忙しい仕事の合間に、クリエイターたちはどんな本を読んで、どのように仕事に活かしているのか。今回は、東京と長野の二拠点をベースに活動する美術作家の内田涼さんです。仕事や人生に影響を受けた本について聞きました。
『私の保存食ノート いちごのシロップから梅干しまで』
佐藤雅子(著)(文化出版局)
コロナ禍の頃から東京のアトリエで小さな畑を始め、気づいたら自分でつくったものを自分で食べるということの快楽を手放せない体になっていた。
畑から溢れてしまうハーブや、冷蔵庫に入りきらない野菜たちを乾燥させたりお酒に漬け込んだりしているうちに、…
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