文化的資源の視点から企業活動をとらえる試み
東急 暮らしと街の文化
――100年の時を拓く
人間の暮らしと密接な関係をもつ企業活動のなかで蓄積されたさまざまな文化的な側面に光をあて、日常の変化や展開、また社会の変遷を探る「企業と美術シリーズ」。
第5回となる本展では、洗足、大岡山、田園調布にはじまる東京郊外の住宅地開発や鉄道事業など、人々の暮らしと街の文化を織りなしてきた東急の100年を超えるこれまでの歩みを辿る。
会場には、東急各線とバスの博物館の全面協力のもと、鉄道とバスの車両模型、昭和期の手描きの車両図面、歴代の記念乗車券などに加え、改札鋏や切符発券台も展示。
また、渋谷駅再開発工事で発見され話題となった旧玉川線の遺構レールや田園調布のマンホール蓋といった実物資料をはじめ、五島プラネタリウムや多摩川スピードウェイなど、普段目にすることのできない貴重な資料群も公開される。
さらに竹久夢二や岡本太郎、河原温など、...
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