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2025年の広告表現 企業がクリエイターに期待すること

「防災」切り口に需要拡大 家電市場でどう差別化する?

タイガー魔法瓶

「この新聞を燃やしてください。」。タイガー魔法瓶は2024年9月、一風変わった新聞広告を出稿した。新聞紙があれば電気がなくてもごはんを炊ける「魔法のかまどごはん」の広告だ。競合ひしめく家電市場で、ブランド力強化による差別化を狙っている。

タイガー魔法瓶が2024年9月に出稿した「魔法のかまどごはん」の新聞広告。

防災の日に合わせPR効果を高める

タイガー魔法瓶で広告を主導するのは、ソリューショングループ 広報宣伝チーム。宣伝と広報を兼任しており、7人のメンバーが所属している。炊飯器、電気ケトル、真空断熱ボトルなど、その年の注力カテゴリを決め、カテゴリごとにメンバーが担当している。

「魔法のかまどごはん」は、社内の公募制度「シャイニング制度」をきっかけに2023年10月に誕生した商品。社内で保管され余っていた補修用の炊飯器の内なべを、有効活用しようと生まれた。…

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