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アップサイクルで循環する社会をデザインする方法

デニムやTシャツもカカオのアップサイクルで地球環境に貢献

明治「ひらけ、カカオ。」

明治が2022年から進める「ひらけ、カカオ。」の取り組みでは、チョコレートに使われるカカオ豆を包むカカオフルーツのアップサイクルを模索している。23年からは、「衣食住」の側面からアップサイクルしたプロダクトを展開。価値化に取り組んでいる。

カカオ豆ではなくカカオフルーツに着目

明治が取り組んでいる「ひらけ、カカオ。」という取り組みは、チョコレートの原料であるカカオのポテンシャルに着目し、新たな価値を生み出そうと試みるアップサイクルの取り組みだ。

「ひらけ、カカオ。」が始まったのは2022年。その背景について、同社 カカオマーケティング部 CXSグループ グループ 長木原純さんは次のように振り返る。「当社では1926年からこれまで100年弱、チョコレートの生産を行ってきました。その中で大切にしてきたのは、カカオを取り巻く環境問題や社会課題もサポートをすること。2006年からは、世界9カ国のカカオ農家や産地を対象とした支援活動『Meiji Cocoa Support』を行ってきました。直接現地で対話をしながら農機具や苗木を配布したり、品種を分析したデータから育成の技術的なサポートをしたり、...

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