デザイン手法の発展が一変させたドイツの空気
アイデンティティシステム
1945年以降 西ドイツのリブランディング
ペーター・ベーレンスをはじめとするドイツのデザイナーたちが、後の「コーポレート・デザイン」として知られる事例を世界で初めて制作した20世紀初頭。その後、バウハウスもシステマティックなデザイン手法をカリキュラムに採用した。
第二次世界大戦の終戦後に発足した西ドイツでは、その理念を継承するウルム造形大学が1953年に開設。1960年代初めには多くの若いグラフィックデザイナーたちがシステマティックなデザインの新たな解釈を生み出し、ルフトハンザ航空や1972年のミュンヘンオリンピックなどのビジュアル・アイデンティティに結実した。
本展では、代表的なポスターやビジュアル・アイデンティティの使用例、貴重なデザイン・マニュアルなどを通じて、手作業で仕上げられたデザインの質の高さに触れることができる。
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