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アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界ほか今月の展覧会情報

アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界

《サラ・ベルナール》紙、リトグラフ
OGATA コレクション

19世紀末のパリを彩るポスターの数々を生んだデザイナーであり、壮大なテーマを重厚な油彩で描き出した画家でもある偉大なアーティスト。アルフォンス・ミュシャ(1860-1939)は、このように2つの顔を持つ芸術家だと捉えられている。その双方に貫かれているのが、どんな素材を扱っても「ミュシャ風」にする圧倒的な造形力だ。本展では、版画、油彩画に、貴重な下絵なども交えながら、ミュシャの最大の魅力である造形の力を紐解く。

アルフォンス・ミュシャ ふたつの世界

府中市美術館
開催中、12月1日まで
月曜、10月1・8・15日、11月5日休館
(10月14日、11月4日は開館)
お問い合わせ→050-5541-8600(ハローダイヤル)

カナレットとヴェネツィアの輝き

カナレット《昇天祭、モーロ河岸のブチントーロ》
1760年油彩/カンヴァス 58.3 × 101.8 cm
ダリッジ美術館、ロンドン
Dulwich Picture Gallery, London

カナレット《ロンドン、ラネラーのロトンダ内部》
1751年頃 油彩/カンヴァス 51.0 × 76.0 cm
コンプトン・ヴァーニー、ウォリックシャー
©Compton Verney / Bridgeman Images

ヴェドゥータ(景観画)の巨匠である、カナレット(1697-1768)の全貌を紹介する、日本初の展覧会が開催される。本展は、スコットランド国立美術館をはじめとする英国コレクションを中心に、油彩、素描、版画など約60点で構成。カナレットによる緻密かつ壮麗なヴェネツィアの描写を通じ、18世紀の景観画というジャンルの成立過程をたどる。さらに、その伝統を継承し、ヴェネツィアの新たなイメージを開拓していった19世紀の画家たちの作品もあわせて紹介する。

カナレットとヴェネツィアの輝き

SOMPO美術館
10月12日~12月28日
月曜休館(10月14日、11月4日は開館)
お問い合わせ→050-5541-8600(ハローダイヤル)

両大戦間のモダニズム:1918-1939 煌めきと戸惑いの時代

長谷川潔《カーネの水車小屋》1929年、メゾチント、当館蔵

1920年代のフランスやアメリカは、第一次世界大戦後の好景気に沸き「狂騒の時代」と呼ばれる華やかな時代を迎えた。その社会にインスピレーションを得たアーティストたちの作品は、現代への賛美ともいえるものだった。…

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