xRやAIを活用した体験価値の向上に強みを持つワントゥーテンでは、AIをどのように導入し、共創の可能性をどのように見据えているのだろうか。代表取締役社長の澤邊芳明さんが事例と共に解説する。
創造性を高めるパートナー
当社では数年前からAIを組織的に導入し、エンジニア、デザイナー、プロデューサー/プランナーそれぞれで使い分けています。エンジニアはGitHub Copilotを標準搭載し、プログラミングの工数を10~20%ほど削減してきました。Webやグラフィックのデザイナーはカンプ作成の際にMidjourneyやDALL-E 3などの画像生成AIを使っています。特にプロジェクションマッピングの案件のカンプを作成する際は、これまでは外注することが多かったのですが、画像生成AIを活用することである程度は内製できるようになってきました。たとえば魚が泳いでいるような表現や、ファンタジー調の世界をつくる場合などは、AIは特に親和性が高いですね。
プロデューサーやプランナーは企画提案を担っているので、アイデアの壁打ちやレポートのまとめなどの段階で、会社で契約したChatGPTを使っています。…