アマノ(横浜市)は6月、タレントの「あの」を起用し、「あの、アマノ」というフレーズを使った企業広告をスタートした。独特な動作や沈黙が印象的なCMのほか、あのちゃんの声で事業内容を教えてくれる電話応答サービスも導入。話題化による認知獲得に取り組んだ。
社名連呼の無難なCMは避けたかった
アマノは駐車場の料金精算機器や勤怠管理システム、集塵機、駅を清掃するロボットの開発などを手がけるBtoB企業。「人と時間」「人と空気」を経営におけるテーマとしている。2017年からテレビCMを展開していたが、ステークホルダーの社名・事業の認知拡大が課題だった。クリエイティブディレクターを務めた電通東日本の沼尻かんなさんは「今回はとにかく社名認知を上げることと、より広いターゲット層に届ける狙いがあり、従来の堅めな企業CMから雰囲気を大きく変えています。一般的な社名連呼の...
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