見立てのプロセスから生まれ続ける気付き
鈴木康広展 ただ今、発見しています。
身の周りに存在する何気ないものごとに注目し、小さな気付きを独自の視点で捉えなおす鈴木康広の作品は、作品が置かれるロケーションや鑑賞者の視点・発見がスパイスとなり、新たな表情を見せる。
Bunkamura ザ・ミュージアムが二子玉川の地にて開催する本展では、代表作である《まばたきの葉》や《空気の人》をはじめ、繊細な視点と斬新な発想にもとづく「見立て(あるものを見て他の何かを連想し、新たな視点で捉えなおすこと)」から生まれた作品約50点を展示。
「ひらかれた現代アート」というテーマのもと、作品制作のきっかけとなったひらめきや、そのアイデアを膨らませる手がかりとなったもの、実際の制作の様子など、一部作品を大解剖しながら舞台裏を紹介している。
また、ただ鑑賞するだけではなく、目の前にある展示と直接触れ合うことで作品が完成されていく仕組みなど、夏休みの自由研究の創作意欲を呼び覚ますような、子どもたちの発想ボタンを押す仕掛けも随所に用意されている。
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