塩田千春 つながる私
ベルリンを拠点に国際的に活躍するアーティスト、塩田千春。「生と死」という人間の根源的な問題に向き合い、無数の糸を張り巡らせたインスタレーション作品を通じて「生きることとは何か」「存在とは何か」を問い続けている。
作家が生まれ育った大阪での16年ぶりの個展となる本展は、全世界的なパンデミックを経験した人々が否応なしに意識した、他者との「つながり」に、3つの【アイ】──「私/I」「目/EYE」「愛/ai」を通じてアプローチする試みとなっている。
天井高6メートル、約1700平米の会場を舞台に、大規模なインスタレーション作品を中心に新作や国内未発表作品を含む絵画やドローイング、映像などを展示。インスタレーション作品のひとつには、開催に先駆けて展示のキーワードである「つながる」をテーマに募集したテキストメッセージが用いられるという。
また、本展のためにベルリンのアトリエと自宅でおよそ3日間にわたり実施された独占インタビューの映像も会...