今年のカンヌライオンズでは、ブランド側からの事例応募が前年比6%増加し、より幅広いステークホルダーからの興味関心が高まりつつある兆しが感じられた。日本から現地参加したクライアントは、カンヌをどう読み解いたのか。森永乳業で「ビヒダス」ブランドなどの広告を担当する大野亨さんに聞いた。
「生活者視点」を再確認
当社からカンヌライオンズに参加したのは今回が初めてです。以前から社内で「世界のトレンドを知るべき」という話があり、タイミングなどが合い、私を含む2人で現地へ行きました。日中は興味のあるセッションを聴き、空いた時間でショートリストを見て、…
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