まほうびんを彩った花たち ~花柄まほうびんのうつろいをたどって~
日本が活気にあふれていた昭和40年代、人々の食卓には、華やかに彩られた花柄のまほうびんがあった。もともとは、まほうびんといえばクローム調や木目調、単色であることが一般的だったが、高度経済成長期真っただ中の昭和42年(1967年)、印刷技術の向上により花柄まほうびんが登場した。それから約60年の時が過ぎた今、その花たちはうつろいを見せながらも咲き続けている。どこか懐かしく、今も心を華やかにしてくれる花たちを楽しめる展覧会。
まほうびん記念館
開催中、11月29日まで
土日祝休館(そのほかも休館の可能性あり)
お問い合わせ→ 06-6356-2340
企画展「新型コロナと情報とわたしたちⅡ ――コロナがわたしたちに残したもの」
本展は、新型コロナウイルス感染拡大による最初の緊急事態宣言が明けたばかりの2020年7~9月に行われた緊急企画展「新型コロナと情報とわたしたち」の精神を受け継いだもの。SNS時代に起きた世界的な感染症の流行は、真偽が定かでない情報が瞬時に大量に拡散される「インフォデミック」という現象をもたらした。そして、新型コロナが感染症法上の5類に移行して1年。コロナ禍は人々に何を残したのか、SNS時代のマスメディアの役割や課題は何か。今改めて考える展覧会となる。
日本新聞博物館
開催中、9月1日まで
月曜、7月16日、8月13日休館
(7月15日、8月12日は開館)
お問い合わせ→ 045-661-2040
レガシー ―美を受け継ぐモディリアーニ、シャガール、ピカソ、フジタ
20世紀初頭、パリでは、フランス国内のみならず世界各地から芸術家が集い、多様な表現が生まれた。本展は、この時代のパリを彩った多様な表現を、松岡美術館の所蔵するコレクションから紹介するもの。約10年ぶりの展示となる、シュルレアリスムに関わった芸術家のジョルジョ・デ・キリコとポール・デルヴォーの作品をはじめ、パリに集った多くの異邦人からなるエコール・ド・パリ、前衛的な表現を探求したフォーヴィスムやキュビスム...