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デザインプロジェクトの現在

呼応し合う「命」親子でつくり上げたポスター展

永井一史

東京・池尻大橋の「OFS GALLERY」で、4月18日から5月12日まで、「LIFEとlife 永井一正と永井一史の二人展」が開催された。初めての親子展について、そして最近の仕事について、永井一史さんの話を聞きに行った。

「LIFE とlife 永井一正と永井一史の二人展」の様子。一正さんが長らく向き合ってきた「LIFE」というテーマを、一史さんが再解釈して「life」と題し、ポスターを制作。(中央)永井一正さんの作品、(下)永井一史さんの作品。

初めての親子展を開いたきっかけは?

かれこれ10年以上の前のこと、永井一正さんと永井一史さんの親子対談の聞き手を依頼されたことがあった。同じフィールドに籍を置き、それぞれが評価を得て名を上げている。そこに悩みや葛藤はなかったのか――お互いの仕事について聞いたところ、分野は違えど、互いの仕事を尊重する真摯なメッセージが返ってきて、心動かされたのを覚えている。

一史さんが代表を務めるHAKUHODO DESIGNのオフィスは、東京・青山の「フロムファーストビル」の一画にある。扉を開けると、窓から光が入り、緑が望める空間が広がる。事務所は人となりを表すというが、ここにはどこか清々しい空気が流れている。

まずは今回の展覧会の...

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