作品を見て、比べて、話したくなる展覧会
TRIO パリ・東京・大阪 モダンアート・コレクション
セーヌ川のほとりに建つパリ市立近代美術館、皇居にほど近い東京国立近代美術館、大阪市中心部に位置する大阪中之島美術館。大都市の美術館として、豊かなモダンアートのコレクションを築いてきた3館のコレクションから、共通点のある作品でトリオを組み、構成するという、これまでにないユニークな展示の試みが開催中だ。
モダンアートを代表する巨匠から現代に活躍するアーティストまで、総勢110人、約150作品が集結。「モデルたちのパワー」「空想の庭」「現実と非現実のあわい」など34のテーマに沿って、それぞれのコレクションから作品をセレクトし、本展のためだけに特別なトリオを組んで展示される。
バスキアと佐伯祐三のストリートアート対決、藤田嗣治とローランサンの女神競演、ピカソと萬鉄五郎のキュビスム作品など、東西の巨匠が同じテーマで絵を描いたら……というアートファン垂涎の組み合わせが実現。…
あと81%