ADAPTATION - KYNE
KYNE《Untitled》2024年
KYNE（キネ）は大学時代に日本画を学んだのち、2006年ごろより活動を開始した、福岡を拠点とするアーティストだ。1980年代の漫画やレコードのジャケットからインスピレーションを受けた、クールな表情の女性を描いた絵画作品のほか、アパレルブランドとのコラボレーション、CDジャケットのイラスト、広告などを手がけ、国内外で大きな注目を集めている。国内初の大規模個展となる本展では、過去作から最新作までの展示を通じて、その魅力を探る。
福岡市美術館
開催中、6月30日まで
月曜、5月7日休館（5月6日は開館）
お問い合わせ→ 092-714-6051
伊藤潤二展 誘惑 JUNJI ITO EXHIBITION：ENCHANTMENT
《墓標の町》1994年 ©ジェイアイ／朝日新聞出版
美しくもグロテスクな世界を描く漫画家・伊藤潤二の独創性あふれる作品は、国内外の読者の心を揺さぶり、全世界を熱狂の渦に巻き込んできた。本展は初の大規模な個展として、デビュー作品の『富江』をはじめ、『うずまき』『死びとの恋わずらい』『双一』などのシリーズ漫画のほか、『首吊り気球』などの自筆原画に加え、本展描き下ろしの新作などを展示する。人間の本能的な恐怖心や忌避感を巧みに作品に映し出しながらも、日常と非日常、ホラーとユーモアを自在に行き来する伊藤の作品世界に“震える”ひと時を楽しめる展覧会だ。
世田谷文学館
開催中、9月1日まで
月曜休館（祝日の場合は開館、翌平日休館）
お問い合わせ→ 03-5374-9111
没後70年 戦争を越えて―写真家ロバート・キャパ、愛と共感の眼差し―
1938年以来初めてユダヤ教会で行われた
ロシュ・ハシャナ礼拝式で読書する少年たち、
ベルリン、ドイツ 1945年9月7日 ロバート・キャパ
東京富士美術館蔵
戦争の世紀と呼ばれた激動の20世紀、カメラを武器に5つの戦場を駆け抜けた伝説の写真家、ロバート・キャパ。彼のレンズは、過酷な戦場にあろうと日常の街中にあろうと、懸命に生きる人間の、苦しみや悲しみ、楽しみや喜びなど、ありのままの素顔を捉えた。キャパが1954年にインドシナの戦場で亡くなって70年の節目を機に開催される本展では、キャパが伝説の写真家となるまでの軌跡を彼の代表作によってたどるものだ。東京富士美術館が所蔵する...
