群馬県/東京大学都市デザイン研究室「みなかみ廃墟再生プロジェクト」
群馬県有数の温泉地として知られる、みなかみ町。廃業した宿泊施設が多く点在することから、2021年9月にみなかみ町・群馬銀行・オープンハウスグループ・東京大学大学院工学系研究科が協定を結び、エリアリノベーションを行う「みなかみ廃墟再生プロジェクト」がスタート。その一環として10月8・9日に「廃墟再生マルシェ」が開催された。
主導した東京大学 都市デザイン研究室 助教の永野真義さんいわく、この取り組みは“廃墟を再生しながら温泉街の未来を描く社会実験”。廃屋となった温泉街の建物を暫定的に手入れし、地元・近隣から出店者を招いてイベント会場として活用するというもので、2022年の「ミニ廃墟再生マルシェ」に続く第二弾となる。
「景観を損なう『廃墟』はネガティブな存在ですが、かといって…
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