明治/明治プロビオヨーグルトR-1「体調あるあるフィギュア展」
明治は8月1日から15日まで、AIを活用して画像生成を楽しめる特設Webサイト「体調あるあるフィギュア展」を限定公開した。日常の「体調あるある」をもとに、AIがオリジナルのフィギュア風画像を生成するというものだ。

「体調あるあるフィギュア展」のキービジュアル。
100万通り以上の生成を実現
明治は8月、「明治プロビオヨーグルトR-1」のプロモーションの一環で特設サイト「体調あるあるフィギュア展」を公開した。生成AIを活用し、体調に関する"あるある"を表現したフィギュアを自動生成して楽しむことができる。ユーザーは「男性」「女性」「マッチョ男性」など自分に合った11種の人物と、「仕事が山積みの時に限って、体調崩しがち。」「体調不良の予感だけはなぜか当たる。」など約80種のエピソードからひとつ選択。次に「オフィス」など8種のシチュエーションや、「カラフル」「モノトーン」など3種のトーンからひとつを選択すると、AIが自動判定し、エピソードに合ったフィギュア画像を生成してくれる。その組み合わせは裏側の処理も含めると100万通り以上にも及び、同じ設定でも同じ画像が生成されることはない。中には金のレアフィギュアが生成されることもあるなど、ゲーム要素も盛り込んだ。

アウトプットのイメージ。金のレア画像も用意した。
企画実現の裏には、電通のコミュニケーションプランナー高橋慧至さんの「体調管理が窮屈な数年をようやく超え、社会の空気感に合わせて体調管理ももっとポジティブに変えていきたい」という思いがあった。
当初はアウトプットをキャラクター調や絵画調にする案もあったが、フィギュアの方がかわいらしく、見た人に受け入れてもらいやすいのではないかと考え、フィギュア画像を生成することに決定。また、体調の"あるある"を文字ベースで表現するだけでなくビジュアルとしても見せることで、より目に留まりやすくすることを意識した。
一連の画像の生成はどのように行われているのだろうか。高橋さんと共に開発に携わった電通Dentsu Lab Tokyoテクノロジストの岸裕真さんによると、ジェネレーターの作成にはMidjourney、Stable Diffusionを組み合わせたという。「ユーザー向けにはStable Diffusionを使っていますが、それだけでフィギュア画像を生成しているわけではありません。まずは高橋さんが、Midjourneyを使って、2500体近くのいろんな『体調あるあるフィギュア』の画像を生成。それを元データにして、Stable Diffusionに学習させました。Midjourneyは...