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「最新作を最高傑作に」といつも考えている

元川益暢

ブレーンのCreative Naviのコーナーに多数登場するクリエイターたち。それぞれの職種のスペシャリストたちの、仕事の実像に迫ります。

元川益暢(もとかわ・ますのぶ)
キャスティングディレクター/ラパロ 代表取締役。15歳で単身渡米。仏パリでの大道芸人活動を経て、カリフォルニア芸術大学映像学部を卒業。帰国後、東映にて映画・ドラマのキャスティングに携わる。2005年、ラパロを設立し、CM・映画を中心に活動。キャスティングを担当した映画『春に散る』が8月25日公開。公開待機作として『PERFECTDAYS(原題)』がある。

「最新作を最高傑作に」といつも考えている

「親戚に映画関係者が多かったので漠然と、自分もその世界に身を置くことを考えていました」。そう話すのは、キャスティングディレクターの元川益暢さん。これまで映画『流浪の月』やサントリー「BOSS」シリーズなど、数多の映画・広告のキャスティングを手がけてきた。将来を強く意識したのは高校時代。映画監督になる方法を模索していたところ、アメリカの大学には映画学部があることを知り現地の高校に留学。その後、カリフォルニア芸術大学に入り、映画を学んだ。帰国後は東映東京撮影所へ。そこでキャスティングの仕事と出会う。

広告制作に携わるようになったのは独立後。松本人志(ダウンタウン)の映画のキャスティングを担当した…

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