IDEA AND CREATIVITY
クリエイティブの専門メディア

           

PICK UP

「保険」と「不安」を実体化 自動車保険『らしくない』CM

セゾン自動車火災保険/おとなの自動車保険「はじめまして。おとなの自動車保犬です。」

セゾン自動車火災保険は4月21日、「おとなの自動車保険」の新テレビCMやWeb動画を公開した。5月の連休明けからは都内主要駅で、OOHも展開した。松田龍平が犬のキャラクターに扮した「おとなの自動車保“犬”」が、「不安」役の温水洋一とのやりとりを通し、運転手の不安を解消する内容となっている。より日常的なコミュニケーションで保険を身近に感じてもらうことが狙いだ。

キービジュアルには「保犬」と「不安」がそれぞれ登場。

アイコンをつくり、ブランド想起を促進

セゾン自動車火災保険は4月21日から、「おとなの自動車保険」の新たなテレビCMシリーズの放映を開始した。第一弾となる今回は「自己紹介」篇、「カーライフサービス」篇、「ネット割」篇の3本のCMのほか、3本のWeb動画を公開。クリエイティブは本シリーズから新たに電通のチームが手がけている。

新シリーズの目的は、日常生活において「おとなの自動車保険」のマインドシェアを高めてもらうこと。トラブル発生時以外にあまり接点がない自動車保険をより身近に感じてもらうことを目指した。そのため、目には見えない「保険」と、普段意識することのない「不安」を実体化し、生活者にその存在を意識させることを狙った。

また、「保険」についてはあえて犬の「保犬」にすることでキャラクター化。CMを手がけた電通 クリエイティブディレクターの山本友和さんは「他の自動車保険のCMと明確に差別化し、“自動車保険といえば、『おとなの自動車保険』”と視聴者に想起してもらうことを目指しました」と説明する。視聴者に“保犬”=「おとなの自動車保険」と結び付けてもらうことで、ブランドを想起しやすくしたのだという。

松田龍平、温水洋一が出演するテレビCM。WebCMでは、「不安」にとっての脅威として、商品メリットが語られる演出も。

日常に馴染むストーリーで保険を身近に

自動車保険のCMといえば、事故現場やトラブルの場面を描き、いざという時に保険がいかに役立つかを説明する描写がよくみられる。ところが...

あと61%

この記事は有料会員限定です。購読お申込みで続きをお読みいただけます。

お得なセットプランへの申込みはこちら

PICK UP の記事一覧

企業・ブランドの愛される人格をありのまま表現 『正直な』新聞広告
「保険」と「不安」を実体化 自動車保険『らしくない』CM(この記事です)
都内の各駅にポスターを掲出した「偏愛東京プロジェクト」とは
ジョージアの世界観を伝える参加型体験コンテンツ「毎ドラ部」
「前年をどう超えるか」セイコーグループが東京マラソンにかける思いとは
いつかは使いたいドラマティックな英文フレーズをOOH展開
mineoの強みを疑似体験できるOOH トイレ広告も活用
USJの「ユニ春2023」学生の恋愛にフォーカスしたCMとトレインジャック
「新聞を配ることは、気を配ること。」新聞配達員にスポットを当てたシリーズ広告
「新しい明治を示したい」ほどよい違和感を意識したブランディング
社員100人のパーパスを「未来伝記」に 新聞広告で発信強化
岩田剛典扮する「羊の執事」が登場 かぜをひいた人がぐっすりと休める世の中に
ブレーンTopへ戻る