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「前年をどう超えるか」セイコーグループが東京マラソンにかける思いとは

セイコーグループ「東京マラソン2023 応援企画」

セイコーグループは3月5日に開催された東京マラソン2023において、オフィシャルタイマーを担当した。「自分を更新しよう。」というスローガンのもと、大会に関わる全ての人を応援する企画を実施した。

SEIKO HOUSE GINZAの様子。5つのタイマーには、大会前は大会開催までのカウントダウン、大会中はスタートからの現在のタイムを表示した。壁面には、2022年の1万8000人の出走ランナーの完走タイムが。

オフィシャルタイマーとしての存在感

セイコーグループは、2007年の第1回大会から連続して、東京マラソンのオフィシャルタイマーを担当している。16回目となる2023年は、4年ぶりに従来の規模での大会実施となった。今回セイコーグループの、「セイコーがオフィシャルタイマーとして、タイム計測を通じてランナーの挑戦を応援し、笑顔を創出するサポートをしていることを発信したい」という想いから、コロナ禍で縮小していた企業コミュニケーションを復活させた。

「ランナーに限らず、東京マラソンに関わる全ての人に寄り添い、時間を見つめ、感動を刻んでいくセイコーの姿を描き、オフィシャルタイマーとしての存在感を高めるような企画を考えました。加えてセイコーのスポーツブランディングとして、黄色と黒のブランドカラーをあらゆる媒体で表現しました」(電通 クリエイティブディレクター 山本和弘さん)。

「自分を更新しよう。」というコピーは、電通のコピーライター 勝浦雅彦さんが考案。「全ての人が自分ごと化できる言葉を探しました。時を計る企業なので、タイムと親和性の高い『更新』という言葉に。また『自分』という言葉と合わせることで、ランナーに限らず大会に関わる全ての人の目標を内包しました」(勝浦さん)。

社会状況の変化を受け、大会の運営方法も年々変容を遂げている。2017年にゴール地点を東京駅前に変更。特に...

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